【おうち花見2021】編集部が厳選した楽しむコツとアイテム

花見シーズンを前に、家の中でも花見気分が味わえるアイテムがネット通販市場に増えている。今年もコロナ禍の影響で、外での花見は自粛が続くとみられ、家の限られた空間で、どのように花見を楽しめるかに需要がありそうだ。昨年から、在宅環境の変化に伴い、住宅関連商材は需要が増加している。今年は、在宅環境を大きく変えるのではなく、一部だけを変更する需要が予想される。「おうち花見」をキーワードに本紙が選んだ商品を紹介する。

  <調理家電>   リビングでも燻製料理を 「おうち花見」の需要捉え
ドローンで全国の桜の名所を撮影し、YouTubeでリアルタイム配信するサービスが登場するなど、自宅で花見をしながら食べる料理を簡単に調理できる家電の人気が高まりそうだ。

調理家電などを販売するグリーンハウスは2019年から、家の中で食材を燻製できる「フードスモーカー」(税込価格5980円)を販売している。大きさは高さ166mm×横68mmとコンパクト。リビングや台所で手軽に燻製ができ、庭やベランダにも持ち運びしやすい。


自宅で燻製料理を楽しめることができる「フードスモーカー」

付属のチップを「フードスモーカー」に入れる。食材をボウルに入れ、燻製器にチューブを刺した状態でサランラップをかぶせる。電源ボタンを付けてチップに火をつけて、容器を燻煙で満たす。3~10分ほど煙を食材に定着させることで燻製料理が完成する。


3~10分ほど煙を食材に定着させることで燻製料理が完成

すぐに調理を始めることができるレシピと、食材によって選べる3種類の燻製チップを付属している。

グリーンハウスの公式ホームページでは、「焼き物・揚げ物」「麺類」「生鮮」など食材ごとで燻製を試した顧客のレビューを掲載し、顧客の購買意欲を高めている。



  <インテリア>  
桜が家の中で開花 手軽に”桜”を感じる
花見気分を味わうために、桜の木の一部を購入して育て、インテリアにする方法もあるが、さらに手軽に桜を感じられる商品もある。

オトギノが販売する「マジック桜(税込880円)」は、これまで40万個以上の販売実績を持つ。価格だけでなく、紙で作られた桜というユニークさが特徴だ。


オトギノの「マジック桜」

同社のサイトによると、「魔法の水(付属品)」をかけると10~12時間後に桜が咲く。桜の花は徐々に開花するが、育てる環境によって違いも出てくる。温度や湿度、室内の環境によって水のペーハー値が変化し、開花に影響を及ぼすためだ。紙の桜もしっかりとした管理が必要になる。同社はこれまでの売れ行きについて「すでに2020年12月頃から需要が動いている。以前より動きが早い」(同社)と説明する。

複数購入する人も目立ち、プレゼント用と自分用に買う人が増えている。「マジック桜」は、咲き始めてから約1カ月間は楽しめるという。



  <食器>  
茶器の売れ行きが3.3倍
グローバル通販サイト「ピンコイ」を展開するピンコイでは、お茶セットや時計など、桜や花見に関連した商品の動きがいいようだ。

中でも、ホーム&リビングカテゴリーに分類される茶器などの売れ行きが堅調だ。同カテゴリーの注文数は、前年の3.3倍に増加している(比較期間は2020年と2021年における1月22日~2月22日の約1カ月間)。


ピンコイの「故宮宮廷文化―茶器セット」

茶器などの需要が増加している理由について、「おうちならではの花見を、より華やかにおしゃれに楽しみたいという思いがあるのではないか」(同社)と分析している。特に、中国の茶器セット「故宮宮廷文化―茶器セット」が人気となっている。

他にも、1月5日から販売している台湾の時計ブランドも人気で、特に桜をモチーフにした新作の腕時計の売れ行きが好調だ。「2月に入ってから、ピンコイの1日のオーダー数の約半分を占めた日も多くあった」(同社)とし、桜に関連した消費需要は増加傾向にあるという。



  <食器>  
出品初日に完売 温度変化で桜が色づくグラス
陶器メーカーの丸モ高木陶器が製造する、温度で色が変わる器の人気が高まっている。冷酒などの冷たい物を注ぐとグラスの表面にデザインされている桜の木がピンクに色づく「お花見グラス」をカタログハウスの「通販生活」に掲載したときは、用意していた150組が発刊日に売り切れた。


カタログ「通販生活」では発行日に完売

コロナ禍の影響で花見や祝いごとを楽しみにくいことが、ニーズ拡大の理由の一つといえそうだ。

カタログハウスが発行する「通販生活」では1月に「お花見グラス」を2個ペアセットで出品した。

温度で色が変わる器は丸モ高木陶器の定番商品。自社ECサイトで販売しているほか、卸売りにも対応している。「お花見グラス」のほか、盃、スパークリンググラスなど多数展開している。販売チャネルによっては、毎月数百セットも注文が入るという。

「春の風物詩にとどまらず、お正月を迎える際に桜を好む人は多い。日本人だけでなく、海外のお客さまからも人気が高まっている」(高木正治社長)。

昨年2月頃から市場に一気に広まったという。テレビ番組でも紹介された。今年2月23日(語呂合わせで『フジサン』の日)には、温度変化で富士山と桜のデザインが浮かぶ新シリーズを発表した。


2月23日(『フジサン』の日)に新シリーズを発表

今後も入学式シーズンや、母の日を控えているため、受注が拡大すると見ている。



  <雑貨>  
一升瓶の持ち運びに 背負って両手使いも
自宅でお花見気分を味わえる商品が増えている。

織物製造の本橋テープは、「一升瓶ホルダー」(税込価格3300円)を販売している。

一升瓶にホルダーを装着することで、力のない人でも、肩にかけながら注ぐことができる。


本橋テープの「一升瓶ホルダー」

背負って持ち運びができるので、空いた両手で食べ物を持ち歩くことも可能だ。ショルダーストラップには、反射材を織り込んでいるテープを採用しているので、暗い場所での事故を防止する。


背負って持ち運びができる

別売りで四合瓶に対応している「四号瓶ホルダー」(同1650円)もある。

花見の自粛により、少しでも花見の雰囲気が味わえる「一升瓶ホルダー」は人気を集めるか。