時間の使い方の改善につながるアップデートとして、MicrosoftがOutlook予定表にボード機能とミーティング日程の調整アシスタントを追加する。

Outlook予定表の日/稼働日/週/月の表示切り替えに「ボード」が加わり、それを選ぶと予定表の右側がまっさらなキャンバスになる。そこにカレンダー、タスクリスト、目標、スティッキーノート、リンク、ファイル、ロケーション、パーソン、コレクションといったボードを貼り付ける。例えば、プレゼンテーションの予定に合わせて、プレゼンテーション作成のスケジュールやTo Do、必要な資料やファイルのリンクのボードを並べて一カ所で管理できる。

  • Web版Outlookに追加されるボード機能

    予定表とタスクを行き来することなく、予定表でタスクリストのボードを見ながらタスクを予定に組み込める

Microsoftによると、インフォメーションワーカーは仕事を進めていく上で平均して6つのツールを使っている。予定表の上では30分のプレゼンテーションであっても、そのための準備に長い時間をかけ、必要なツールを行き来しながら進捗を管理している。Outlook利用者がそれぞれのニーズに合わせて、タスクやプロジェクト管理に必要なツールを予定と共に一カ所で整理・管理できるように、Outlook予定表にボード表示を追加した。Web版のOutlookから、企業向け及び教育機関向けのライセンスに間もなく提供を開始する。

ミーティング日程の調整アシスタントは、企業向け及び教育機関向けのライセンスのモバイル版(Android、iOS)で3月中に利用できるようになる。参加者、ミーティングに必要な時間と期間(「なるべく早く」「今週中」など)を設定すると、全員が参加できる時間帯をOutlookが提案する。他の予定が重なってしまう場合、Outlookが予定変更もサポートする。