映画『青くて痛くて脆い』やテレビ東京系ドラマ『メンズ校』、現在放送中のNHKドラマ『ここは今から倫理です。』(毎週土曜23:30~)などに出演、話題のCMへの起用も相次ぎ、勢いに乗っている茅島みずき(16)。東京グローブ座で3月29日に開幕する舞台『ロミオとジュリエット』ではジュリエット役に抜てきされた。

  • 茅島みずき 撮影:蔦野裕

『ロミオとジュリエット』は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作。舞台単独初主演となる関西ジャニーズJr.内ユニット・なにわ男子の道枝駿佑がロミオ役、茅島がジュリエット役を務め、出会って恋に落ちる微笑ましい光景から一転、引き離されて悲しい結末を迎えるラストまでを、原作に近い10代の2人が演じる。

本作が初舞台となる茅島は、「歴史のある作品に携わらせていただけるのは、とても光栄でうれしかったのですが、初めての舞台なので不安とプレッシャーが大きかったです」と出演が決定したときの心境を告白。

これまで演じてきた役とは違う難しさを感じているようで、「セリフの言い回しが難しく、現代の言葉ではないので、意味を調べて自分の中に落とし込むようにしています。また、稽古初日までにセリフを全部覚えてくるようにと言われていたのですが、セリフが長すぎて苦戦しました」と打ち明けた。

演じる上では、芯の強さと天真爛漫さを大切に。「この物語は5日間の恋で、1日目で一目ぼれし、2日目で結婚し、5日目には愛する人を思って短剣で自害する。14歳の子が結婚をしたり死を選んだりすると考えると、すごく芯が強い、ブレない女の子だなと。また、お互いの家庭環境によって祝福されていない中でずっと思い続ける14歳の天真爛漫さもあると思うので、その2つはしっかり表現したい」と力を込めた。

道枝とは『メンズ校』で共演したばかり。再会したときに「再共演が早かったですね」と話したそうで、「初めてお芝居する方より、コミュニケーションもとりやすいし心強いです」とにっこり。「ジュリエットという大役にプレッシャーを感じていますが、しっかりと役と向き合い、素敵な作品にできるように頑張ります」と意気込みを語った。

舞台『ロミオとジュリエット』は、東京グローブ座で3月29日から4月18日まで、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで4月21日から25日まで上演。チケットは3月14日発売。

■茅島みずき
2004年7月6日生まれ、長崎県出身。2017年に「アミューズ 全県全員面接オーディション2017 ~九州・沖縄編~」でグランプリに輝き、芸能界入り。2019年3月に「東京ガールズコレクション」でモデルデビュー、同年4月にポカリスエットのCMで話題に。その後、BS日テレドラマ『恋の病と野郎組』(2019)で女優デビューし、映画『青くて痛くて脆い』(2020)やテレビ東京『メンズ校』(2020)、NHK『ここは今から倫理です。』(2021)などに出演。3月29日に開幕する舞台『ロミオとジュリエット』ではジュリエットを演じる。また、女性ファッション誌『Seventeen(セブンティーン)』の専属モデルに就任した(2月1日発売の3月号より登場)。