【世界初】D2Cブランド「Allbirds」、100%植物由来の「プラントレザー」を開発

サスティナブルライフスタイルブランド「Allbirds」を運営するAllbirdsは2月26日、革新的な素材を開発する米国イリノイ州の企業ナチュラル・ファイバー・ウェールディングと、その製品「Mirum」のテクノロジーに対して200万ドルを投資し、100%植物由来の「プラントレザー」の開発に成功したと発表した。自社のオープンソースに加えるとしている。

2015年創業のナチュラル・ファイバー・ウェールディングは、革新的な新素材を開発する企業。中核技術は天然ポリマーのリフォーマットで、最初に市場展開された製品が「Mirum」となる。天然由来の生物分解性ポリマーで作られており、ポリウレタンでコーティングせず、合成接着剤も使用しないという。手触り感の調整や複雑な構成などの工夫も可能な新しい時代のエコ素材だ。

「Allbirds」のプラントレザーは、自然に還る素材で、植物油や天然ゴムなどのバイオ素材を原料としたもっともサステイナブルなレザーと言えるとしている。その理由として、従来の天然皮革に比べて1/40、石油由来の合成皮革と比べて1/17もカーボンインパクト(二酸化炭素による環境への影響)を軽減することに成功した点を挙げた。


自然に還る素材「プラントレザー」

素材開発だけでなく、全商品におけるカーボンフットプリントの表示など、「Allbirds」のカーボンゼロに向けたさまざまな取り組みが、サステイナブルな未来が実現可能なものであることの証明になると信じているとし、単独企業では成しとげることのできない、気候変動という難題に立ち向かうために必要なのは、競争ではなくパートナーシップだとの考えを示した。

今回の開発に伴い、Allbirds共同創業者のジョーイ・ズウィリンジャー氏は、「多くのファッション企業は、環境より生産スピードとコストを優先させるために、環境に悪影響な石油由来の合成素材やサステイナビリティに欠けるレザーを長く使用し続けてきました。NFW社はスケーラブルかつサステイナブルなプラントレザーを開発しており、これらの素材は二酸化炭素排出量を98%も抑えられるポテンシャルを秘めています。今回のパートナーシップ及びそのテクノロジーによって開発されるプラントレザーは、ファッション業界から石油系素材を失くすための大きな一歩となるでしょう」とコメントしている。


撥水性など機能性も充実

一方、ナチュラル・ファイバー・ウェールディング創業者のルーク・ハヴェラール氏は、「今、社会に蔓延している欠乏感。これはプラスティックや石油系製品に頼り続けてきた結果なのです。しかしサステイナブルで再生可能な手法に基づいたテクノロジーは、この問題を解決し、まったく新しい時代を生むでしょう。新しい時代に向けた取り組みを牽引するAllbirds社とパートナーシップを結ぶことは、 私たちにとっても大きな意味があり、大変喜ばしいことであると感じています」とコメントした。