女優の岡崎紗絵が、8日に放送されるフジテレビ系月9ドラマ『監察医 朝顔』(毎週月曜21:00~)の第17話に出演。自身初のシングルマザー役を演じる。

  • 岡崎紗絵=フジテレビ提供

第17話では、朝顔(上野樹里)たちのもとに生後8カ月の乳児の遺体が運ばれてくる。母親の田崎直子(岡崎)が食事の準備で目を離した隙に亡くなっていたそうで、朝顔たちが解剖をした結果、プラスチック製のおもちゃが気管に詰まったことによる窒息死であることが分かった。乳児が誤っておもちゃを飲み込んでしまったのではないかと推察する朝顔だったが、野毛山署の刑事たちは虐待の可能性はないかと問う。乳児の遺体で気になるところは、背中が赤く腫れていることくらいだが、これも飲み込んだものを吐かせようと直子がたたいたからだと思われ、虐待を示す痕跡は見られず、なぜ刑事が虐待を疑うのか戸惑う朝顔。

しかし刑事は、幼い子どもが亡くなった際にはやはり虐待の可能性を考慮する必要があると述べ、その上で、直子はシングルマザーで生活が苦しかったらしく、さらに乳児が亡くなってからの態度がどこか人ごとのようで悲しんでいるように見えないのだと言う。当の直子は、無表情でスマホを打ちながら法医学教室前で待っていたが、解剖が終わったことを告げられると、乳児の遺体には「会いたくない」と言い残して帰ってしまい、そのまま連絡が取れなくなる。

今回の出演に「うれしかったです。それと同時に難しい役でもあったので緊張感もありました。シリーズで続いている人気作品に携わることができたことをとても光栄に思います」という岡崎。実際に演じて、「葛藤のサイズが大きいので、超えるところがたくさんあってとても難しかったです。手探りでやりながら、キャストの皆さんの空気にも助けていただいて、田崎直子を創りました。やはり相手があってのお芝居だと改めて実感しました」と語る。

撮影現場は「とても明るくて笑顔にあふれていて、チーム感がしっかりある現場だと思いました。上野さんをはじめキャストの皆さんが優しく迎え入れてくださって、安心して現場にいることができました。学びがたくさんあってとても勉強になりました」といい、「“当たり前”とはなんなのか。人それぞれの受け入れ方、物の見方があるのだと改めて考えさせられるお話になっていると思います。私自身、このドラマの暖かい空気に触れて気持ちが軽くなるような感覚がありました。このじんわりと温かい空気感が伝われば幸いです」と呼びかけた。

金城綾香プロデューサーは「お子さんを亡くした母親の役を演じてくださいました。『教場II』での力強い眼差しと打って変わって、光のない無気力な目をしており、真意は物語の最後までわかりません。ただ、岡崎さんのお芝居が彼女の未来の方向性をちゃんと示してくださっていますので、ぜひ楽しみにご覧ください!」と話している。

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