「死にたい」は前向きな言葉…あの&漫画家・石田スイが“死生観”について考える
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。2月9日(火)のお客様は、漫画家・石田スイさんとタレント・あのさん。ここでは、“生き方”について2人が考察していきました。

▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!


左:石田スイさん、右:あのさん


◆「今は生きづらいですー」(あの)
あの:「東京喰種(トーキョーグール)」とかも読んでいて、気付かされることがすごく多くて。

石田:本当?

あの:なんか、人間として生きていく倫理観を捨てないと自分は生き残れないとか、そういう大切なものを失って生きていかなきゃいけない……そういうのって、漫画というのもあるけど、現実でも、世界っていろんな国があるけど、ある種、その当事者にならないとわからない正義や悪とかがあって生かされているというか。ちゃんと生きているんだなっていうのに、すごい気付かされたりして。

石田:(笑)。今は生きづらいですか?

あの:生きづらいですー。

石田:そうかぁ。インタビューかなにかで、あのさんが「“死にたい”は“生きたい”の反動のような言葉だと思う」って。

あの:そうですね、表裏一体というか。

石田:「自分は前向きに捉えている」みたいなことが書いてあって、“あぁそうなんだ”って。でも(「死にたい」って)口にするとホッとしたりもしますよね。

あの:そうですね。

石田:「あぁ死にたい……」みたいな。そんな軽々しいものじゃないけど、自分を慰めるために使うこともできるのかな、みたいな。

あの:そうですね……フフフ(笑)。なんか真面目な感じになりましたけども(笑)。

石田:そうねぇ(笑)。

あの:スイ先生も生きづらいですか?

石田:生きづらいですよ(笑)。「東京喰種」を描いていたときも“あぁ消えたい”って思いながら、ずっと描いてました。

あの:あぁそうなんですね。

石田:“死のう”とかも軽々しく思っていたし、周りのことをもう考えたくないというか、かなり自分のことしか考えられない人間なので、“あぁ! もう消えちゃえ”みたいな感じでやっていましたね。でも、そう思うことでできていたこともあったかなって。“自分を痛めつけていないと立てない”みたいな状態だったから。今はちょっと違うけど。

あの:その気持ちはめちゃくちゃわかります。

石田:そう。なんか“それで生きることができるなら自分を罰させてくれ!”みたいな。

あの:ハハハ(笑)。めっちゃわかる、それは(笑)

石田:わかる? よかった……暗い話になりそうだった(笑)。

あの:イコール生きるために結果的にやっていることだから、後ろ向きではないなってすごく思う。

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/