【無駄ない生産販売へ】シタテル、アパレルブランドの受注生産型販売を実現するクラウドサービスを提供拡大

衣服およびライフスタイル製品生産のプラットフォーム事業を手がけるシタテルは2月22日、デジタル・ネイティブ・ブランド向けのサービス「sitateru SPEC(シタテルスペック)」をリニューアルし、衣服販売事業者全般向けの受注生産特化型のクラウドサービス「sitateru CLOUD 販売支援」を正式リリースした。ユーザーが必要な機能のみを利用できるよう刷新し、アパレル産業が抱える大量生産・大量廃棄の課題解決に取り組む考え。

「sitateru CLOUD 販売支援」は、受注成立数・目標数を設定し、クラウドファンディングのように注文数が採算ライン(最低ロット)を超えた場合のみ生産・販売することが可能な、在庫ゼロを実現できるサービス。シタテルの保有する豊富なサプライヤーネットワークで生産ができ、さまざまなオプション機能も充実している。販売においては、開発不要で利用できるECを提供。オリジナルドメインでの販売が可能となり、自社独自のオリジナリティの高いECサイトで、販売、生産から配送までをワンストップでサポートする。

管理画面から必要項目を入力するだけでECサイトが関連する「Webデザイン機能」。オンラインでシタテルのコンシュルジュと接続し、OEM生産の依頼がスムーズに行える「生産連携機能」。ひとつのサイトで複数の企画を同時販売可でき、企画ごとにサブトップページを持つことが可能な「複数企画(ブランド)設定機能」。アイテム別に受注成立数・限定数量の設定ができ、さまざまなタイプの受注生産に対応できる「注生産・販売機能」などがある。


▲sitateru CLOUD 販売支援のEC販売画面/管理画面

社内販売や限定客向けセール用に活用できるパスワード付きのECを作成できる「シークレット販売機能」や、Google AnalyticsやFacebook広告などのタグ設定に対応し、会員データ・購買データCSVでのダウンロードも可能な「マーケティング機能/アクセス解析機能」を備えている。今後、ECのデザインカスタマイズ機能のアップデートや在庫販売機能の追加、他言語切替機能などを予定している。2021年後半には、アパレル業務のDXを支援する「sitateru CLOUD 生産支援」との機能連携についても予定している。


▲「sitateru CLOUD 販売支援」の主な機能 

これまでシタテルは、アパレル業界が抱える産業構造の課題や環境にまつわる課題に対し、様々な取り組みを行ってきた。2020年4月には、衣服の生産における管理やコミュニケーションの煩雑さをクラウドを活用して解決すべく、「sitateru CLOUD 生産支援」のサービス提供を開始。これにより、衣服生産におけるサプライチェーンを最適化し、アパレル業務の効率化や生産性の向上を実現。多重構造化した複雑なアパレル産業の構造改革を推進している。

また、IP・コンテンツホルダーなどのデジタル・ネイティブ・ブランド(以下:DNB)向けサービス「sitateru SPEC(シタテルスペック)」では、受注生産の仕組みを通じて在庫ゼロを実現し、DNBの衣服づくりを生産から販売、物流までワンストップでサポートしてきた。そしてこの度、DNB向けサービスだった「sitateru SPEC」を受注生産特化型のクラウドサービス「sitateru CLOUD 販売支援」にリニューアルし、衣服販売事業者全般向けにリリースした。様々な機能から必要な機能だけを利用することが可能となり、ユーザーがより能動的に使うことが出来るクラウド型サービスへと拡張することで、衣服販売事業者全般の利用を見込んでおり、引き続き受注生産の仕組みを通じた適量生産・適量消費を実現し、サステナブルな取り組みを推進していくとしている。

今後もシタテルでは、「sitateru CLOUD 生産支援」「sitateru CLOUD 販売支援」の2つのクラウドサービスを主軸に、アパレル産業の構造変革の実現を図る。また、近年問題となっている大量生産・大量廃棄などの環境問題に配慮したサービスを提供することで、創業以来掲げてきたサステナブルな社会の実現を目指していく考えを示した。