大日本印刷(DNP)とDNPコミュニケーションデザイン(DCD)は2月19日、アドビと協業して、企業のデジタル資産の適切な管理などを行うアドビの「Adobe Experience Manager Assets」を活かした業務効率化支援サービスの開発を開始することを発表した。

  • DNP×アドビ、コンテンツ制作の業務効率化支援サービスの開発で協業

    コンテンツ制作の業務効率化の概要

DCDは、Adobe Experience Manager Assetsを2019年から導入し、各種アセットを一元管理して制作業務の効率化を進め、従来の制作工程の時間を25%短縮したほか、業務効率化やパーソナライズしたコンテンツ提供のノウハウを培ってきたという。

今回、DNPとDCDの各種コンテンツの企画・制作ノウハウ、Adobe Experience Manager Assetsの活用ノウハウを掛け合わせ、アセットの管理・運用から各種コンテンツ制作までを一貫して支援し、CXを最大化するサービスを開発する。

導入企業に代わり、DCDがマーケティング用の紙メディア・Webメディア・アプリなどに使うテキスト・画像・動画等のアセット(情報資産)を一元管理し、コンテンツ制作からPDCAの運用などを一貫して支援することで、生活者一人ひとりのニーズにあったコミュニケーション施策の実施につなげていくとしている。

今後3社は機能開発や実証実験を進め、2021年7月にサービスの提供開始を予定しているという。DNPとDCDは、同サービスをさまざまなアセットを保有する通信販売企業や小売・流通企業、メーカー等への導入する構えだ。