消費者庁、事業者はサプリEC撤退 二つの消費者団体の差止請求終了を公表

消費者庁は2月10日、適格消費者団体である特定非営利活動法人消費者ネット広島と特定非営利法人京都消費者契約ネットワークが、乳酸菌サプリECのライフに対して行っていた商品の広告の差し止め請求について、それぞれ協議が調ったことを公表した。ライフは乳酸菌サプリ「LAKU FLORA(ラクフロラ)」の販売を、2020年12月15日付で終了した。

 

京都消費者契約ネットワークでは2020年10月22日に、ライフが乳酸菌サプリを販売する広告で、最低2回分の定期購入契約が条件となるところを、「1袋だけを100円で購入可能」と表示していたとして、同表示を停止するよう請求していた。

 

一方、消費者ネット広島も2020年11月6日、ライフがインスタグラム上で展開する、乳酸菌サプリの広告が、景品表示法上の「有利誤認」にあたる可能性があるとして、広告の使用を中止する申し入れを行っていた。乳酸菌サプリの、インスタグラムの広告で、「初回100円」と記載するのみで定期購入契約に関する記載を行っていなかったことが、消費者に誤認を与えていると指摘した。なお、ライフは、ランディングページでは、定期購入契約に関する記載を行っていたという。

 

ライフは2020年11月10日、京都消費者契約ネットワークと消費者ネット広島にそれぞれ、「乳酸菌サプリの広告で、指摘を受けた広告表示を全て削除した」と回答した。2020年12月11日は、「12月15日をもって『ラクフロラ』の販売を終了する」と公表し、サプリのEC事業から撤退した。

 

ライフは本紙の取材に対して、「取材に答えることは何もない」としている。