開幕局は紅組の▲片上大輔七段-△佐藤天彦九段戦
藤井聡太王位への挑戦権を懸けた、お~いお茶杯第62期王位戦(主催:新聞三社連合)の挑戦者決定リーグが2月8日に開幕しました。開幕局は紅組の▲片上大輔七段-△佐藤天彦九段戦です。
王位戦リーグは紅組、白組それぞれ6人の棋士によって行われます。そして、優勝者同士で挑戦者決定戦を戦い、勝者が挑戦者として七番勝負に進出。藤井王位と対戦します。
また、2月2日には株式会社伊藤園が王位戦に特別協賛することが発表されました。第62期と63期は「お~いお茶杯王位戦」というネーミングで行われることになります。
紅組には木村一基九段、豊島将之竜王、斎藤慎太郎八段、佐藤天彦九段、澤田真吾七段、片上大輔七段が参加。前王位の木村九段と、豊島竜王はシード棋士。その他の棋士は予選を勝ち上がっての参戦です。斎藤八段と片上七段は今期がリーグ初参加となります。
白組の参加者は永瀬拓矢王座、羽生善治九段、佐々木大地五段、長谷部浩平四段、池永天志四段、近藤誠也七段です。永瀬王座と羽生九段がシード棋士。羽生九段以外は皆20代という若いメンバーで構成されたリーグながら、初参加は池永四段のみです。
本日行われている紅組の▲片上七段-△佐藤九段戦がリーグ開幕局です。挑戦までは最低6局必要な長丁場。昨年は藤井王位が初参加のリーグを無敗で駆け抜け、一気にタイトル奪取を果たしました。今期も初参加の棋士が活躍するのか、それとも実績十分な棋士が貫録を見せるのか。楽しみな対局が続きます。