「税金」多めに払いすぎてない?「節税術」の“基本”を税理士が解説!
声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。気になるニュースを“もう1つ”ピックアップして掘り下げるコーナー「ワンモア・ニュース」1月14日(木)放送のテーマは“税金”。

まもなく確定申告の時期……ということで今回は、フリーランスや自営業、副業をおこなっている人の節税術をわかりやすく解説する書籍「ようこそ! フリーランス1年生 ぶっちゃけ知らないと損する税金と領収書の教科書」(宝島社)の著者で、税理士法人フォーエイトの代表税理士・鎌倉圭さんに“税金”“確定申告”について伺いました。

スタジオの鎌倉圭さん、鈴村健一とハードキャッスル エリザベス(画面内)



エリザベス:去年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、働き方が大きく変わる年となりました。テレワークの導入などのほか、これを機にフリーランスになった方や、副業を始めた方が増えたのではないでしょうか。そこで今回は、気になる「お金の話」について、税理士法人フォーエイト・代表税理士の鎌倉圭さんに伺いました。

鎌倉:よろしくお願いいたします。

鈴村:2020年12月に著書「ようこそ!フリーランス1年生 ぶっちゃけ知らないと損する税金と領収書の教科書」(宝島社)を出版したばかりの鎌倉さん。“税金”について書かれた本ですが、イラストと図解が多くて読みやすくて、すごくわかりやすかったです。

鎌倉:“お金”について書かれた本は、読んでいるうちに眠くなってしまいますからね。今回はマンガをたくさん載せて、最後までササっと読んでもらえるように作りました。

鈴村:税金への理解も深められて、自分ができる対策もわかりやすく解説されていました。

◆適正な税金の納め方は?
鈴村:そんな鎌倉さんに、まず伺いたいのは“適正な税金の納め方”。誰でも税金を多めに払いたくないと思いますが、どうすればいいですか?

鎌倉:フリーランスや自営業の方にとって大事なことは、やはりしっかりと節税して、キャッシュを残していくことです。これらの方々にとって税金は、売り上げから仕入れ・経費を差し引いた後の利益、いわゆる“儲け”にかかってきます。もちろん、売り上げ・仕入れを故意に上下させることは、脱税に繋がってしまうのでダメなことです。身近な節税手段として大事なのは、“経費をしっかり計上すること”。その経費を証明するのが領収書です。領収書をもらい忘れたり、なくしたり、経費にならないと思い込んで捨ててしまうこともあると思いますが、もったいないです。

鈴村:僕もいつも向き合っている問題です(笑)。レシートは絶対に取っておきますし、忘れないうちに用途・品目などを書き込みます。

鎌倉:それができない方が多いんです。“フリーランス1年生”のときは、まだ意識が少し足りないので。

鈴村:まずは、その意識を高めることが大事ですよね。ちなみに僕の職業(声優業)では、「経費って何があるの?」と聞かれても、答えるのがなかなか難しくて。「(台本などに文字を書き込む用の)ペンや、収録時(に喉を潤すため)の水」などと答えるのですが、(税務署から必要経費として認められれば)きちんと経費になりますしね。

鎌倉:なりますね。

◆経費で認められる範囲が広がってきている?

鎌倉:ちなみに最近は、YouTuberやインフルエンサー、ブロガーなど、これまでは遊びや趣味のように認識されてきた行いが仕事になっている方も増えています。それに比例して、経費で認められる範囲が広がってきているような気もします。繰り返しになりますが、まずは領収書をきちんともらうことですね。領収書がないと、無駄に税金を支払うことにもつながってしまうので。

鈴村:なるほど。ちなみに、芸能の方は“衣装費”というものがあります。スタイリストさんがつかなくて、自分で用意するときもあるのですが、そんなときはマネージャーさんが、カレンダーのアプリに「この日は自前衣装」と書き込んでくれていたおかげで、“人前に出るときに着用した服ですよ”と証明ができて、経費として認められたこともありました。

鎌倉:素晴らしい! 僕よりも“税理士”だと思います。

鈴村:そんなことはないです(笑)。

◆「脱税」「所得隠し」「申告漏れ」の違いは?

鈴村:去年は、税金を納めていない人などのニュースが話題になりました。「脱税」「所得隠し」「申告漏れ」の違いは何ですか?

鎌倉:「脱税」「所得隠し」は意図的です。刑事罰もあります。

「申告漏れ」はその名の通りですが、“うっかり忘れていたからゴメンナサイ”で終わるかというと、そうではない。謝るだけでは許してもらえません。「無申告加算税」といって、追加で課せられます。

鈴村:“うっかり”では済まないですよね。しっかりと管理していかなきゃいけない、ということですね。

鎌倉:はい。そうです。

鈴村:ザベスさんも個人事業者なので、この話は参考になるんじゃない?

エリザベス:はい。実は去年からフリーランスになったのですが、初めてのことで、どうしたらいいのかわからなくて、去年は本当に悩みました。「とりあえずレシートは全部取っておくこと」「タクシーに乗ったときは、レシートの裏に乗車区間を書くこと」とおしえてもらったので、きちんと残すようにしていました。確定申告のときは、かなりドキドキしましたけど、何とかなりました!

◆「確定申告」がいい加減だと、どんな問題が起きる?

鎌倉:去年は、新型コロナの影響でフリーランスになった方が多い年でした。ただ今年は、フリーランスになってから、その確定申告をしない人が増えてしまいそうな気がします。無申告になってしまうと、無駄に無申告加算税を取られたり、延滞税や利子税などもかかってくると、かなり大きな額になってしまいます。例えば、サラリーマンからフリーランスになると“確定申告って何をするの?”っていう状態なので、それが一番怖いですよね。

鈴村:そうですよね。僕は声優業界に入って26年ぐらいになるのですが、入った年に、どなたかから「確定申告をやらないとね」って言われたのですが、恥ずかしながら当時は何もわからない状態だったので「何を言っているんだろう……?」と。そのまま本屋さんへ行って、確定申告について調べました。

鎌倉:素晴らしいですね。僕も、そのような方にぴったりな分かりやすい本を作りましたので、ぜひみなさん読んでいただければと思います。

鈴村:確かに! マンガなので、よりわかりやすいです! 今日伺ったお話をもっと詳しく知りたい方は、鎌倉さんの著書「ようこそ! フリーランス1年生 ぶっちゃけ知らないと損する税金と領収書の教科書」(宝島社)を、ぜひお手にとってください。

<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:鈴村健一(月~木曜)、山崎樹範(金曜)、ハードキャッスル エリザベス
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one/