Microsoftは1月21日(米国時間)、Windows 10 Version 1909向けの累積更新プログラム「KB4598298」を公開した。この累積更新プログラムに含まれる修正および改善に関する詳細は「2021 年 1 月 21 日 - KB4598298 (OS ビルド 18363.1350) Preview」にまとめられている。KB4598298は非セキュリティアップデートであり、適用はオプション扱いとなっているが、品質の改善を含む多くの不具合の修正が含まれている。

  • 2021年1月21日-KB4598298(OSビルド18363.1350)プレビュー

    2021年1月21日-KB4598298(OSビルド18363.1350)プレビュー

修正された主な問題としては、次の項目が挙げられている。

  • DaYi、Yi、Array IME使用中に一部のキーの組み合わせでアプリケーションが停止する
  • デスクトップにあるドキュメントを開くことができず「ディレクトリ名が無効です」というエラーが表示される
  • デバイスがHibernateから復帰した後に空白のロック画面が表示される
  • オンラインのみのZIPファイルを右クリックした際、ショートカットメニューに[すべて抽出]が表示されない

そのほか、LSASS.exeの例外コード0xc0000005(アクセス違反)によって予期しないシステム再起動が引き起こされる問題や、BitLockerがシステムがエラー0x120(BITLOCKER_FATAL_ERROR)でクラッシュする問題なども修正されている。

KB4598298は、Windows Updateの「更新プログラムのチェック」からダウンロードして適用することが可能となっている。また、Microsoft Update カタログからバイナリをダウンロードして手動でインストールすることもできる。