ウィーザー、アナログサウンドのみを用いた最新アルバム『OK Human』発表

ウィーザーが、2021年1月29日に最新アルバム『OK Human』を発表する。

最新アルバムは、ビーチ・ボーイズの1966年の作品『ペット・サウンズ』の影響を受けコロナ禍に製作された一作。そして、本作よりファーストトラック「All My Favorite Songs」を公開した。

コリン・リードによるディレクションで製作されたMVは、バンドメンバーたちが現実と空想の曖昧な空間で演奏するものとなっている。MVでは、バンドの演奏が始まる直前に、リヴァース・クオモがスマートフォンのスクロールに夢中になっているところから始まる。場面が切り替わり、つまらなそうな顔で少年がパソコンのスクリーンを眺めていると、少年のパソコンのスクリーンがある少女のスクリーンと繋がり、少年が自分のスクリーンから少女を引っ張り出して、バーチャルでの繋がりがリアルなものに変わる。そして二人はウィーザーが「All My Favorite Songs」のレコーディングを行なっているスタジオにたどり着く。

【動画を観る】現実と空想の曖昧な空間で演奏するバンドメンバーたち

クオモはオーケストラをバックにピアノを弾きながら歌う。しかしその後、少年がクオモに話しかけようとすると、クオモは再びスマートフォンに夢中になっている。せっかく復活した人とのつながりはまた失われてしまったようだ。

また、同時に公開されたヴィジュアルのキャプションでは、「『OK Human』は人間の手によって演奏される楽器たちが過去のものとなってしまった今だからこそ、制作したものです。僕たちができることは、人間が重要だったとき、そしてテクノロジーが人間の代わりになってしまうという暗い神話が存在しなかったときを振り返ることだけでした。1960年代や1970年代に立ち戻るためにアナログの楽器を使い、18世紀や19世紀に戻るためオーケストラを使いました。このアルバムにはクリック音やループ、ハイテクサウンドを使うトラックはありません。エレキギターすら使っていません」と、寄せられている。

アルバム『OK Human』は、昨年より発売が延期されている『Van Weezer』よりも先の発表となった。ヘヴィーなリフが特徴の『van Weezer』は5月7日に公開の予定となっている。『OK Human』というタイトルは、レディオ・ヘッドの『OK Computer』の影響を感じさせるが、収録されている曲はビーチ・ボーイズの『Pet Sounds』からの影響が強い。昨年の夏、コロナウイルスによる隔離期間の中、クオモは一人でピアノに向かい、多くの新曲を制作。それらを最終的にスタジオへ持ち込み、ウィーザーのメンバーと、マスクをした39人のオーケストラたちと共に収録した。

また、他の収録曲については、ハリー・ニルソンの『ニルソン・シュミルソン』、ランディ・ニューマンのセルフタイトルのデビューアルバム『ランディ・ニューマン』、カーペンターズ、フランソワーズ・アルディの『Message Personnel』などからの影響があるとバンド自ら発表している。

今週、ウィーザーはSpotifyに『All My Favorite Songs』というプレイリストを作成していた。その中には、ニール・ヤング、ジョニー・キャッシュ、REOスピードワゴン、トニー・ブラクストン、ヤー・ヤー・ヤーズ、セリーヌ・ディオン、シネイド・オコナーなどの曲がリストアップされている。

From:Weezer Preview New LP OK Human With All My Favorite Songs


<リリース情報>

ウィーザー
アルバム『OK Human』

発売日:2021年1月29日(金)
=トラックリスト=
1. ”All My Favorite Songs”
2. ”Aloo Gobi”
3. ”Grapes of Wrath”
4. ”Numbers”
5. ”Playing My Piano”
6. ”Mirror Image”
7. ”Screens”
8. ”Bird With a Broken Wing”
9. ”Dead Roses”
10. ”Everything Happens For a Reason”
11. ”Here Comes the Rain”
12. ”La Brea Tar Pits”