グループAでデビューウィン! しかしそれが……|1989年式 スープラ 3.0GT ターボA Vol.4|ハチマルレースモデルの超絶技巧

【1989年式 スープラ 3.0GT ターボA Vol.4】

 日本車のなかでスープラのグループA参戦は早かった。日本でグループA規定のレース(全日本・ツーリングカー・選手権=JTC)が始まったのは1985年だが、トヨタはこれより早くチームトヨタGBからヨーロッパツーリングカー選手権(ETC)にセリカXX(MA61)で参戦。グループA規定に関する習熟度で他メーカーより一歩進んだ立場にいた。

 しかしJTCでは小排気量クラスのAE86を優先し、セリカXX(MA61)は補助戦力的な役割だった。スープラが本格参戦をするのはモデルチェンジしたMA70からで、1987年に追加されたワイドボディを使用。1987年9月の菅生戦でデビューウインを果たす華々しい登場だった。



 しかし、その後はエボリューションモデルであるシエラRS500、スカイラインGTS-Rの台頭によって相対的な戦力が下がる形となり、結果的にデビュー戦での1勝が唯一の勝利となったまま、スカイラインGT-Rが登場した1990年いっぱいでJTC戦から退く選択肢を余儀なくされていた。

石塚さんが所有するBiyo仕様スープラなど、数々のレプリカを製作してきた埼玉県のデカルコなど【写真6枚】


トヨタスープラ3.0GTターボA(MA70)主要諸元
全長×全幅×全高(mm) 4630×1745×1300
ホイールベース(mm) 2595
トレッド前/後(mm) 1470/1475
車両重量(kg) 1530
エンジン型式 7M-GTEU型
エンジン種類 水冷直列6気筒DOHCターボ
総排気量(cc) 2954
ボア×ストローク(mm) 83.0×91.0
圧縮比 8.4:1
最高出力(ps/rpm) 270/5600
最大トルク(kg-m/rpm) 36.5/4400
変速比 1速3.251/2速1.955/3速1.310/
4速1.000/5速0.753/後退3.180
最終減速比 3.727
ステアリング ラック&ピニオン式
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 225/50R16
発売当時価格 405.1万円