お笑いコンビの千鳥とかまいたちがタッグを組む日本テレビのバラエティ番組『千鳥vsかまいたち』(毎週日曜12:45~ ※全10回、関東ローカル/TVer・Hulu等で見逃し配信)のレギュラー初回が、24日にスタートする。

3日に放送された特番では、かまいたち・山内のキャラクター「スーツプードル」が誕生。犬のかぶりものをして競馬の負けを妻に報告するという4人の即興の話し合いから生まれた展開に、SNS上ではこの「スーツプードル」がトレンド入りするなど反響が集まった。

「世の中の様々なモノから“笑いしろ”を探し、面白くする」というテーマを与えられた2組だが、従来のバラエティにないコンセプトに、「思ってたより体力のいる収録」「体調万全で来ないと無理」と本音を吐露。収録を終えた4人に、手応えを聞いた――。

  • (左から)大悟、ノブ、山内健司、濱家隆一

    (左から)大悟、ノブ、山内健司、濱家隆一

■いっぱい収録してキュッと編集したほうが…

――収録を終えて感想をお願いします。

濱家:思っていたより体力のいる収録でしたね。でも楽しかったです。

山内:千鳥さんより僕らの稼働のほうが多かった気がしました。

ノブ:そっちが振ってくれたらやるのに…(笑)

大悟:あんまり芸人はこういうことは言わないんですけど、この番組に関してはいっぱい(収録を)回して、キュッとして放送したほうがいいかもしれないですね(笑)。あんまり回しすぎると普通嫌がるんだけど。

ノブ:今日の企画は特にね(笑)

――番組のテーマが「世の中のあらゆるモノを4人の発想力とトークで面白くする」ということなのですが、このオファーにプレッシャーはありませんでしたか?

山内:この2組でやらせてもらえるので、全然いけるやろと思ってたんですけど、全然いけるとかではなかったですね。

ノブ:やりながら「あぶない! あぶない!」ってどんどん目が覚めていった感じですね。2秒くらいシーンっとなったときあったしな。

濱家:ライブの企画打ち合わせしてるみたいな気分でしたね。

――収録では、昔のテレビ番組のかなり過激な企画が紹介されていました。

ノブ:いやぁ、めちゃくちゃでしたね!

山内:あの時代の芸人じゃなくてよかったなと思いました。あれやらされてたら潰されてたやろうなって。

■日テレが鍛えようとしてる?

――改めて番組の見どころをお願いします。

濱家:久々に本番中に汗をかいている番組になりました。それを見てほしいですね。

山内:お昼の番組なんですけど、全くお昼にやってる感じがしない。編集でお昼っぽくなるのかもしれないですけど、やってる感じは深夜の読売テレビでした。

(一同爆笑)

ノブ:4人で試行錯誤しながら頑張っているので、本当にOAを見るのが楽しみですね。すっごいスベったりすっごい面白かったりしたので、そこがどうなってるのか楽しみなのと、登場するときに出囃子が終わってから出て行ったから、無音で恥ずかしかったです。自分たちで拍手してギリギリしらけないように出て行ったんですよ。無音すぎて大悟が柄にもなく「どうもー!」って言いながら出ていきましたから(笑)

大悟:体調万全で来ないと無理やなと思いました。あと、収録して分かったのが、いつも使ってる頭じゃなくて、ディレクターの頭を使わんとあかん番組なので、非常に難しいですね。そのへんを4人がどうしているのか。僕らが止まってるときはディレクターがカンペ持って止まってるときなんだという感覚で見てもらえれば。

――この前、『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ)で取材させてもらったときに、「レギュラー番組が増えても全番組が変なんですよ!」と嘆いていましたが、今回の番組はいかがですか?

ノブ:日テレでお昼にかまいたちと2組でできるっていうから、やっと普通のいい感じの番組かと思ってたら……やっぱり変でした! 変でした変でした! もしかしたら一番変かもしれないですね。

山内:日テレが僕らを鍛えようとしてるのかなと思いました。

ノブ:なんか修業してるみたい。修業の成果を見せるのがテレビじゃないん?って思いました。