繊維専門商社のヤギは1月18日、運営するテキスタイル(生地)ECサイトを刷新した。検索機能や商品説明を強化するとともに、外部企業による製品の取り扱いも開始。全国のサプライヤーが参加するプラットフォームとして、個人法人を問わず良質な商品の提供を目指す。
ヤギが運営する「Fably」は2020年1月、「生地に関するプロツール」をコンセプトに開始したECサイト。
「D2Cの流行もあり、個人やスタートアップ企業による小ロットの需要も近年増している。従来の法人に加え、幅広い層に利用してもらえるECサイトを目指している」(経営企画グループ 広報担当・杵淵元樹氏)と言う。
サイトを通じて、あらゆる繊維メーカーとユーザーとをつなぐことを目標に掲げる。サイト名の「Fably」は、「fabric(繊維)」と「family(家族)」を掛け合わせた造語で、そうした同社の思いを反映したものだ。
参加企業ごとに沿革や特色の紹介ページも作成
今回のリニューアルにより、全国18社のサプライヤーがサイトに参加し製品の販売を開始した。サイト内にはヤギの取材に基づいた各社の紹介ページも作成し、歴史や製品の特色をユーザーに発信する。
参加企業は今後も順次追加していく予定だ。参加企業間のコラボレーションによるサイト限定商品のほか、特定の企業や生地にフォーカスした連載企画なども掲載していく。
サイト刷新に合わせてインスタグラムのアカウントも開設した。今後、ECサイトを軸にSNSやサイト内記事と連携し、各サプライヤーや商品の魅力を発信していく計画だ。
「Fably」
https://www.fably.jp/shop/