【DX特集〈インタビュー〉】GMOペイメントサービス 河合孝弥氏「営業リソース生かし『GMO掛け払い』の提案を」

GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)の連結子会社、GMOペイメントサービスは、BtoB領域に事業を拡大している。2020年11月に、オンライン(EC)・オフライン(対面)を問わず、BtoB取引を行う企業向けの後払い決済サービス「GMO掛け払い」を開始した。後払い事業部・事業開発Gr.の河合孝弥氏にサービス開始の背景やBtoB―EC支援の取り組みについて聞いた。
 
――「GMO掛け払い」の概要を聞きたい。
 
決められた期日までに代金を支払う「掛け払い」が多いBtoB取引で、売り手である導入企業の請求関連業務を当社が代行するサービスだ。売り手にかかる業務負担を軽減し、当社審査を通過し正常に完了した取引であれば、買い手企業の支払い状況に関わらず、当社が所定日に売上金を入金する。

リアルタイムの与信審査を実装しているため、取引先(買い手企業)を待たせることなく、スムーズな決済で離脱を防ぐほか、所定日よりも早く入金するなど、さまざまなオプションサービスを用意している。こうした企業側が抱える負担を引き受けることで生産性の向上を支援している。
 
――サービスを開始した背景は?
 
当社はこれまでBtoC-EC(ネットショップ)向けのサービスを展開しており、BtoB向けは今回が初めてとなる。加盟店に企業間取引についてヒアリングする中で、売掛金の請求業務や回収について課題を感じている人が目立った。
 
さらに、BtoC-ECでも購入者が企業である場合もあり、仕入れ目的や団体などまとめ買いでネットショップを利用するケースも増えてきている。企業間取引をはじめDXを推進する大きな流れを踏まえ、これまで電話やFAXなどで受注していた商習慣がウェブに移行したで、このタイミングでリリースすることを決めた。
 
――サービスの現状については?
 
サービス開始当初は、大手企業からの引き合いが多かった。現状は各社との連携に向けた調整段階で、今後はBtoB専用カートなどとの連携も進めていく。個別の接続も行っており、例えばcsvで管理している企業の導入事例も出てきている。すでに乗り換えのご相談もいただいており、手応えを感じている。
 
――他社サービスとの差別化については?
 
当社は後発でもあるので、ターゲットを絞り込まずに幅広い層のニーズに対応できるようにしている。
 
BtoC向けの決済で培ったノウハウを生かし、リアルタイム与信を可能にしているほか、料金についても利用しやすい金額設定にしている。オプションとして、所定日より早く売上金を支払う「早期入金サービス」や、締め日より前に個別に請求書を発行する「個別請求書発行サービス」、取引先の支払い期限を最長6カ月後まで延長する「支払期限延長サービス」などを用意している。
 
GMO-PGの連結子会社として営業リソースを生かし、総合的な提案の中で「GMO掛け払い」を提案していきたい。