【DX特集〈インタビュー〉】GMOペイメントゲートウェイ 小川康秀部長「売掛金の早期資金化を支援」

GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、BtoB-EC(企業間取引)向けの支援を拡充している。法人向けECの売掛債権を買い取り、売掛金を早期資金化する「GMO BtoB早払い」や、売掛金の未回収を保証する「GMO BtoB売掛保証」を提供。「GMO BtoB早払い」はECプラットフォームを利用する事業者にも対象を広げるなど、多様なニーズを取り込んでいる。イノベーション・パートナーズ本部・戦略営業統括部・企業間決済事業部の小川康秀部長に聞いた。

――BtoB-EC向けのサービスについて聞きたい。
 
「GMO BtoB早払い」は、法人向けEC事業者が保有する売掛債権を当社が買い取ることで、入金期日よりも早期に売掛金を資金化できるサービスで、最短2営業日で入金する。企業間取引の掛け売りに対応しながら、資金調達が可能で、代金の未回収リスクを軽減できるほか、キャッシュフローの改善・向上が図れることが特徴だ。
 
「GMO BtoB売掛保証」は、売掛金の未回収が発生した場合、当社が法人向けEC事業者へ保証金を支払うことで、売掛金を保証するというもの。代金の未回収リスクの軽減や前金交渉、督促業務といった与信管理業務の削減、新規取引拡大が可能になる。
 
――BtoB向けのサービスについて現状を聞きたい。
 
「GMO BtoB早払い」については2018年5月の開始から、かなり多くのお客さまに利用いただいている。製造業や卸売業など多種多様な業種に渡っている。
 
コロナの影響や世間のDXの流れの中で、企業間のマッチングそのものをウェブで展開するBtoB-ECサイトが増えてきた。また、BtoC向けにビジネスを展開してきた企業がBtoBに領域を拡大する傾向もみられる。実店舗など対面が中心だった事業者がウェブに乗り出したり、リモートワークが増えたことで受発注をFAXや電話からウェブに切り替るケースも目立った。こうした流れを受けて2020年10月からプラットフォーム(ECモール・マッチングサイトなど)に出店・出品する企業にも対象を拡充した。
 
こうしたプラットフォームでは受発注に加え、お金のやり取りも同時に行うことが増えている。その場合、締め日によって入金までの期間を要することが一般的で、この入金までの期間を少しでも早めたいというニーズが高まっている。

特に、通販・ECの利用が増える中、売り上げの拡大に向け、宣伝広告費を投下したいのに、入金が翌月や翌々月だと、思うようなタイミングで展開できないという声が増えている。
 
――サービスの認知を高める施策については?
 
ウェブマーケティングを含め、オンラインによるセミナーを実施することで利用を促していきたい。問い合わせ件数も、2020年5月と比べて12月は堅実に増加した。BtoBサービスのニーズの高まりを感じている。2021年も市場のニーズを捉えながら開発を進め、BtoBの領域の業容を拡大していきたい。