第75回毎日映画コンクール各賞の受賞作品と受賞者が22日、明らかになった。

  • 映画『MOTHER マザー』

    映画『MOTHER マザー』

同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。日本映画大賞に輝いたのは、大森立嗣監督の『MOTHER マザー』。日本映画優秀賞は『アンダードッグ』(武正晴監督)が受賞し、男優主演賞の森山未來、撮影賞の西村博光、録音賞の藤丸和徳、瀬川徹夫と合わせて最多4冠を獲得した。

女優主演賞には『喜劇 愛妻物語』の水川あさみが輝き、男優助演賞は『罪の声』の宇野祥平、女優助演賞は『朝が来る』の蒔田彩珠が受賞し、監督賞の河瀬直美と合わせて『朝が来る』は2冠を獲得した。また『許された子どもたち』の上村侑、『37セカンズ』の佳山明にはスポニチグランプリ新人賞が贈られる。田中絹代賞は梶芽衣子が受賞となった。

脚本賞は『一度も撃ってません』の丸山昇一、美術賞は『ばるぼら』の磯見俊裕、露木恵美子、音楽賞は『ミッドナイトスワン』の渋谷慶一郎が受賞。アニメーション映画賞は『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)、大藤信郎賞は『音楽』(岩井澤健治監督)、ドキュメンタリー映画賞は『れいわ一揆』(原一男監督)がそれぞれ受賞した。

外国映画ベストワン賞は『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)が選ばれ、さらに特別賞は昨年亡くなった大林宣彦監督の妻であり、映画プロデューサーの大林恭子に決まった。映画ファンが選ぶTSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門は『ミッドナイトスワン』(内田英治監督)、外国映画部門は『TENET テネット』(クリストファー・ノーラン監督)が受賞した。なお、表彰式は、めぐろパーシモンホールで2月17日の開催が予定されている。

第75回毎日映画コンクール 受賞結果

日本映画大賞:『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)
日本映画優秀賞:『アンダードッグ』(武正晴監督)
外国映画ベストワン賞:『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)

男優主演賞:森山未來『アンダードッグ』
女優主演賞:水川あさみ『喜劇 愛妻物語』
男優助演賞:宇野祥平『罪の声』
女優助演:蒔田彩珠『朝が来る』
スポニチグランプリ新人賞(男性):上村侑『許された子どもたち』
スポニチグランプリ新人賞(女性):佳山明『37セカンズ』

監督賞:河瀬直美『朝が来る』
脚本賞:丸山昇一『一度も撃ってません』

撮影賞:西村博光『アンダードッグ』
美術賞:磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』
音楽賞:渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』
録音賞:藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』

アニメーション映画賞:『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)
大藤信郎賞:『音楽』(岩井澤健治監督)

ドキュメンタリー映画賞:『れいわ一揆』(原一男監督)

TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『ミッドナイトスワン』
TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『TENET テネット』

田中絹代賞:梶芽衣子

特別賞:大林恭子(映画プロデューサー)