貯金はしたいけれど、コロナ禍で現金に触りたくないと感じる人も多いでしょう。現金はどこで誰が触ったのか分からず、衛生面でやや不安があるのも事実です。

そこで、貯金も現金ではなく、アプリで実践してみてはいかがでしょうか。歩数で貯金、お釣りで貯金など、自分に合ったルールで貯金するのに役立つアプリです。この記事では貯金アプリを利用するメリット、おすすめアプリについて解説します。

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貯金アプリとは?

貯金アプリは銀行口座やクレジットカードなどと連携し、一定の条件を設定することで、口座から直接貯金できるアプリのことです。一度口座を登録しておけば後は自動で貯金ができ、現金を触る必要がありません。

貯金アプリは、どんなときにいくら貯金するのか、自分で決められます。例えば、以下のようなルールを選ぶことができます。

・自動貯金(例:毎日200円を自動で貯金)
・歩数貯金(例:1日4,000歩達成したら400円貯金)
・お釣り貯金(例:1,000円支払ったお釣りを貯金)
・チェックイン貯金(例:最寄り駅に着くと300円貯金)

貯金アプリを利用するメリット・注意点

貯金アプリの最大のメリットは、貯金ルールを自分なりに設定できることです。銀行のオンラインバンキングを使うよりも、楽しみながら貯金できます。

無料で利用可能なアプリも多く、余計なコストをかけたくない人にも向いています。

その一方で、貯金アプリにはデメリットもあります。多くのアプリは銀行口座やクレジットカードと連携して利用するため、自分が利用するサービスがアプリに対応していないと使えません。

また普段からオンラインバンキングやキャッシュレス決済を利用している人のほうが、貯金アプリも理解しやすいです。現金払いがほとんどの人では、やや取っ付きづらいと感じるかもしれません。

貯金アプリの利用に向いているのはこんな人

下記に当てはまる人は、貯金アプリを活用することをおすすめします。

・決まった金額を貯金するのが苦手
・貯金するのをいつの間にか忘れてしまう
・単純な貯金はつまらないと感じる
・意識しないでお金を使ってしまう
・衝動買いやついで買いをしてしまうことが多い
・使途不明の支出が毎月発生してしまう

自分で貯金する習慣をつけるのが難しい人、支出を管理するのが苦手な人には、特に貯金アプリがおすすめです。

おすすめの貯金アプリ3選

ここから、おすすめできる貯金アプリを3つ紹介します。それぞれの特徴を知って、自分にはどれが向いているのか考えてみましょう。

finbee

貯金アプリの定番ともいえるのが「finbee」です。アプリの貯金総額は400億円を超え、たくさんのユーザーがいます。

finbeeは下記のように、さまざまな貯金ルールを設定できるのがメリットです。

・カードでお釣り貯金
・クエスト貯金
・マイルール貯金
・歩数貯金
・チェックイン貯金
・つみたて貯金

これだけバリエーションがあると、自分に合った貯金方法を選びやすいでしょう。貯金の目的や目標額も設定でき、より貯金のモチベーションを高める効果もあります。

finbeeで貯金した金額について、0.1%のポイント還元も受けられます。貯まったポイントはAmazonギフト券に交換可能です。

プリカにしらたま

「プリカに しらたま」は"しらずにたまる"をコンセプトに開発された貯金アプリ。家計簿アプリや会計ソフトで有名なマネーフォワードが手掛けました。

貯金機能はお釣り貯金とつみたて貯金の2種類で、シンプルなのも特徴。方法がたくさんあると迷ってしまう人にもおすすめです。

クレジットカードを登録すると貯金を始められます。貯まった金額はしらたまプリカにチャージし、ネットショッピングで使える仕組みです。Visaの加盟店で使えるプリペイドカードで、多くの店で利用できます。

OsidOri(おしどり)

OsidOriはその名のとおり、夫婦・家族で貯金をするのに向いているアプリです。夫婦で共通管理するお金、それぞれがプライベートで管理するお金の2つに対応しているのが特徴です。

家族で使うお金については夫婦で共同管理しながら、自分のお金は自分のページで管理することができます。夫婦で協力して、旅行代金や子供の学費などを貯金するのに役立ちますね。

貯金だけでなく支出管理にも使えるアプリで、銀行口座やクレジットカードを登録することで、入出金やクレジットカードの利用状況もすぐにわかります。