フジテレビの動画配信サービス・FODと、中国の動画共有サイト・YOUKUの共同制作ドラマ『シンデレラはオンライン中!』(FOD 毎週火曜12:00最新話配信、フジテレビ 毎週火曜25:25~)にW主演する女優の中村里帆と俳優の瀬戸利樹。

恋を知らない平凡な女子大生・有沢一花(中村)と、超エリート男子の王子様・小野田朝陽(瀬戸)がオンラインゲームで出会い、現実と仮想世界の間で揺れ動く同ドラマ。ともにドラマ初主演となる2人に、今作に臨む心境や撮影の裏話などを聞いた――。

  • 瀬戸利樹(左)と中村里帆 (C)「微微一笑很傾城」written by 顧漫/フジテレビ

    瀬戸利樹(左)と中村里帆 (C)「微微一笑很傾城」written by 顧漫/フジテレビ

■“オンラインゲームで始まる恋”への共感は…

――今回の作品への最初の印象はいかがだったでしょうか?

中村:今っぽい新しい恋愛の形だなと思いました。あと、2人が恋愛初心者同士で、ちょっと不器用な感じの恋模様がすごくかわいらしいなと思いました。

瀬戸:中国ですごく人気のある作品なので、どこまで忠実に再現できるのか、日本版なりのオリジナルさがどういうふうになっていくのかなという想像が膨らむ作品だなと思いました。

――“オンラインゲームで始まる恋”に対して、共感はできますか?

中村:私も結構オンラインゲームはやるんですけど、チャットとか音声をつなげてやるというのが、このドラマの撮影をするまでは自分の頭の中になかったんです。知らない人と話すのはゲーム内でも難しいかなと思ったんですけど、この撮影が終わってからちょっとチャットしてみたりしたこともあります(笑)。だから、なくはないのかなと思います。

瀬戸:僕はもともとゲームが好きで、ヘッドフォンを付けてオンラインゲームも結構やっていたほうなので、もともとそこまで抵抗感はなかったんです。その上で、この作品を通して、今のこの時代に本当にどんな形でも好きになってしまえば、出会い方はあまり関係ないんじゃないかなと改めて思いました。

――演じていてドキドキしたところはありましたか?

中村:朝陽先輩も恋愛初心者ということで、不器用な感じで自分の思いを伝えてくれるシーンがあるんですけど、そこはすごくキュンキュンしました。かわいいなと思って(笑)

――瀬戸さんは、いわゆる“王子様”のキャラクターです。

瀬戸:僕の中で“王子様=頭の上に王冠”になってしまったんです(笑)。それはまた違うなと思ったので、他の作品のキャラクターをベースにしたとかはあまりなくて、自分なりのイメージの中でのキャラクターにしました。

■コスプレ体験「神々しくなった気持ちに」

――オンラインゲーム内でのコスプレもインパクトのあるシーンですが、やってみた感想はいかがですか?

中村:コスプレをプライベートでしたことは1回もなかったので、単純にうれしかったですし、衣装だけじゃなくてヘアメイクもすごくゲーム仕様になっていて。私は長いつけ毛をつけてたんですけど、「ああ、ゲームのキャラクターみたいだ!」と思って、すごく興奮しました。

――変身願望はもともとあったのですか?

中村:やりたい気持ちはたしかにあったんですけど、恥ずかしさが勝っちゃってできていなかったので、このお仕事でできて、すごくうれしかったです。

――瀬戸さんはいかがでしょうか?

瀬戸:僕はゲームやアニメとかも好きなんで、コスプレは人生で1回はやってみたいと思ってたところ、この作品でかなったので、率直にすごくうれしかったというのがありました。(ゲーム内のキャラクターで演じる)レオンはかつらも真っ白で眉毛も白に染めて、カラコンも白で服も白だったので、朝陽を演じていたときとはレオンとして気持ちを外見から入れ替えられたなというのが、すごくあります。自分が神々しくなった気持ちになりました(笑)

――コスプレはこれからハマりそうですか?

瀬戸:機会があったらやってみたいなというのは全然思います!

  • (C)「微微一笑很傾城」written by 顧漫/フジテレビ

■ネックレスをつけるシーンに思わぬ苦戦

――撮影時での印象的なエピソードは?

中村:私がクランクインしたのが、撮影が始まって2日目だったんですけど、そのときに瀬戸さんがヘアメイクの方に「今日いつもより元気ないですね」とおっしゃっていて、「2日目なのに観察力がすごい方だな」と思って、印象に残ってますね(笑)

瀬戸:僕は勝手に不安になってしまうほうなので、ちょっとウソでもそこは面白く盛り上げられたらいいなというのが勝ってしまうところがあったのかなと思います(笑)

中村:あと、ネックレスをつけてもらうシーンがあって、そこはお互い苦戦しながらやったのを覚えてます。私もつけられ慣れてないし、瀬戸さんもつけ方を悩んでたりして(笑)

瀬戸:撮影中だと、たびたび車のシーンが登場するんですけど、女性を乗せてあげるのってカッコよくないですか(笑)? ドアを開けてあげるところとか、朝陽のレディーファーストな立ちふるまいにも注目してほしいです。

――今作は中国で大人気になったドラマのリメイクということですが、それが中国でも同時配信されるということへのプレッシャーはいかがですか?

中村:中国で動画再生数No.1と聞いて、日本版を見てどういう反応をしてくれるんだろうとか、中国版は女性の方がすごくきれいなので、「大丈夫かな私…」と思ったりもしました。でも、中国版の設定は大学内の一番の美男美女の恋のお話なんですけど、日本版はそこもちょっと変わっているので安心しました。日本版でもキュンキュンしてもらいたいなと思いますね。

瀬戸:もちろん楽しみでもありますし、不安でもありますね。中村さん同様、(中国版の男性が)めちゃめちゃ本当にカッコいいんで、そこと比べられると困っちゃうんですけど(笑)、日本版の良いところもたくさんあると思うので、そこを見てくださる人たちに感じてもらえたら、本当にキュンキュンしながら楽しく見てもらえるんじゃないかなと信じています。

  • (C)「微微一笑很傾城」written by 顧漫/フジテレビ