WOWOWでは、劇団・東京乾電池の綾田俊樹とベンガル主演のドラマ『川のほとりで』を4月に放送・配信する。

  • ドラマ『川のほとりで』で主演を務める綾田俊樹(左)とベンガル

    ドラマ『川のほとりで』で主演を務める綾田俊樹(左)とベンガル

本作は、綾田とベンガルによる演劇ユニット "綾ベン企画"の舞台『川のほとりで3賢人』をベースに、完全オリジナルストーリーで展開されるホームレスコメディ。綾田が演じるのは、人なつっこいが、けっこう計算高いところがある"トシちゃん"。ベンガルが演じるのは、強面で一見、後を引かないサッパリとした男に見えるが、モノに釣られて簡単に前言撤回してしまう一面を持ち、DIYが得意な"BB"。

綾田は「自分たちが作ってきた芝居が TVドラマになる、にわかには信じられない喜びです。美術、そしてそのほかのスタッフの方々の努力を目の当たりし、そこで演じられた自分は幸せの極みだと思います。小劇場でやってきたことが TVドラマになる、喜ばしい限りです。素敵なゲストのみなさん、そして素晴らしいスタッフ、演出、カメラワーク。いい作品が出来たと思っています」とドラマ化への喜びを語る。

ベンガルは「街の片隅でうずくまっている人、川辺で生活している人たち。心に深い傷を背負った人にスポットを当てて芝居を作ろう、と上演した舞台がドラマ化されることになりました。毎回素敵なゲストの登場でこの深刻な設定が膨らんで、謎あり不思議あり妄想ドタバタありの面白い異色のドラマになりました。川辺で暮らす人たちの日々をドラマを通じて見守っていただけたらとても幸せです」と見どころについて語る。

監督は舞台『川のほとりで3賢人』の演出も手がけ、映画『閉鎖病棟-それぞれの朝-』で第43回日本アカデミー賞優秀賞を11部門で受賞した平山秀幸。脚本を担当するのは監督の平山秀幸に加え、てっかんマスター(『川のほとりで3賢人』)、奥寺佐渡子(『八日目の蝉』)、山田耕大(『おしん(2013)』)、安倍照雄(『やじきた道中 てれすこ』)、そして阿佐ヶ谷スパイダースの長塚圭史。s