アウディ ジャパンはこのほど、「Audi e-tron」ならびに「Audi e-tron Sportback」にバッテリー容量71kWhのグレード「50」を追加し、販売を開始した。

  • 「Audi e-tron」「Audi e-tron Sportback」にバッテリー容量71kWhのグレード「50」を追加

「Audi e-tron Sportback」は、同社ならではの流麗なクーペ調ルーフラインが特徴のモデルだが、「Audi e-tron」は、荷室容量に軸足を置いたSUVらしいルーフラインを持ち、全長4.9mの余裕あるボディサイズとあいまって、高いユーティリティ性能がセリングポイントのひとつとなっている。荷室容量は「Sportback」の616Lに対して660Lとなる(VDA法による計測)。

  • 車重は150kg以上軽量で、0-100km/h加速は6.8秒でこなす

「e-tron Sportback 55 quattro」は95kWhのバッテリー容量を誇り、300kWと664Nmの最大出力と最大トルクを発生するグレードだったが、今回追加した「e-tron 50 quattro」および「e-tron Sportback 50 quattro」の電池容量は71kWh、システム出力は230Kw/540Nm、満充電での走行距離は316km(WLTCでの計測)。その一方、車重は「e-tron Sportback 55 quattro 1st edition」の2,560kgに対して、「e-tron 50 quattro」は2,400kg、「e-tron Sportback 50 quattro」は2,410kgと150kg以上軽量。0-100km/h加速は6.8秒でこなすなど、この大型SUVをスムーズに走らせる。

  • 満充電での走行距離は316km(WLTCでの計測)

快適性や運動性能だけでなく空力性能にも貢献するアダプティブ エアサスペンションは全車標準、先進的なバーチャルエクステリアミラーは引き続きオプションで用意。高い剛性と高度な熱管理が技術的特徴の「e-tron」のバッテリーモジュールは、「55」と「50」で基本構造は同じだが、「55」ではセルモジュールを一部、“二階建て"構造とすることで95kWhの大容量を達成していた。

  • 高い快適性、走行性能と充電環境を、より求めやすい価格で手に入れられる

「Audi e-tron 50 quattro」の車輛本体価格(税込)は933万円〜1,143万円。「e-tron 50」には、「base」「advanced」「S line」の3グレードを、「e-tron Sportback 50」は「S line」のみの設定となる。日常ユースの大部分をカバーする316km(50 Sportbackは318km)のレンジを確保する一方で、「Audi e-tron」ならではの高い快適性、走行性能と充電環境を、より求めやすい価格で手に入れられる魅力的なモデルとなった。

なお、「Audi e-tron 50」には約30万円相当の減税メリットがあり、またクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(e-tron:23.2万円、e-tron Sportback 50:23.6万円)も受けられる。