俳優で歌手の菅田将暉が、22日発売の雑誌『JUNON』3月号(主婦と生活社)に登場する。

菅田将暉

菅田が主演を務めた映画『花束みたいな恋をした』(29日公開)は、脚本家・坂元裕二氏が書き下ろした初のオリジナル恋愛映画。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦(菅田)と八谷絹(有村架純)は、好きな音楽や映画がほとんど同じであっという間に恋に落ち、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。拾った猫に2人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても『スマスマ』が最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に2人は就職活動を続けるが……。

今回巻頭に登場した菅田は同作について「今は、好きなものがないとか、夢がないとか、ハマってる、熱中できるものがないという声をよく聞くからこそ、この映画は今の時代に必要だな、と思うんです」と語る。

さらに「今の日本において芸術の地位は低いのかなって。今年は特にコロナを体験して僕自身も芸術の必要性をすごく痛感して」とコロナ禍で芸術についての考えが変わったといい、「これだけ今は探せば何でも観られるし、深掘りしようと思えば、いくらでも探れる時代なのに、何ひとつ好きなものがないっていうのは『もったいないぜ』って。『これだけおもろい人たち、おもろいものがいっぱいあるんだぜ』っていう思いも、個人的にはあります」と持論を展開した。

そのほか本誌には、草なぎ剛や赤楚衛ニ、瀬戸利樹、黒羽麻璃央らが登場。ジャルジャル・後藤淳平との妄想バレンタインデーを味わえる企画や、小越勇輝が出演する胸キュンフォトコミック企画、FANTASTICS from EXILE TRIBEの別冊付録など充実のラインナップでお届けし、裏表紙はTVアニメ『おそ松さん』のF6仕様となっている。