登録商標から見るマツダの次世代車種戦略。CX-5はCX-50に、新FR車はマツダ6で決まりか!?

最近のマツダ車での謎といえば、「CX-30」、「MX-30」の車名における末尾の数字の意味である。CX-30のときには、CX-3があるから、それとの重複を避けるために30にしたというのが憶測であるが、その先の車種戦略があるためか、マツダではこの数字の意味するところについては一切口をつぐんでいる。

秘密にすれば知りたくなるのが人心というもの。じつは商標登録を見てみると、その戦略が見えてくる。CXシリーズについては現状のCX-1〜CX-9のほかに、最近になってCX-10〜CX-90まですべての数字を網羅して登録済み。この先の数字の2桁化にも準備万端、しっかりと対応できているのである。

気をつけて!マツダMX-30はドアを閉める順番を間違うとシートベルトの金具がボディに・・・

今秋以降登場するであろう、CX-5のフルモデルチェンジ車においては、「CX-50」へと改名する可能性が高そうだ。そのほかのモデルは、デミオ→マツダ2、アテンザ→マツダ6のように、小改良などで一気にCX-◯◯と数字の2桁化が行われるかもしれない。つまり、2桁の数字は現行モデルの車格イメージを受け継いだものとみて間違いないだろう。可能性としては少ないが、車種が拡大したときに2桁目の数字を変えることで新車種に対応することも可能で、拡大性の余地を持たせているともいえる。

ちなみに、マツダ2(旧デミオ)、マツダ3(旧アクセラ)、マツダ6(旧アテンザ)と従来のセダン/ハッチバック系の車両については、「MAZDA◯◯」の2桁車名の商標は申請/登録しておらず、このまま1桁が続くようである。ただし、マツダ1や7など今後使用する予定がない車名は登録更新はぜず、期限切れによって権利放棄をしている。注目は「マツダ9」を放棄したことで、ウワサの直列6気筒FRの新型車は次期マツダ6となる可能性が高いということを示している。

なお、ハイブリッド車(海外では電気自動車)のMX-30だが、これ以外にMX-◯◯という商標は見当たらず、電気デバイスを用いたモデルは今のところ他に予定されていないようだ。

このように従来のコンセプトを受け継ぐモデルは1桁数字、クロスオーバー車や新コンセプト車は2桁数字でそれぞれ訴求するというマツダの戦略が見えてきた。最初から整理してアピールしてくれれば、スッキリしたのに…。

〈文=ドライバーWeb編集部〉