(上から)逹瑯、葉月さん
逹瑯:歌詞に対する認識って、具体的にどこのタイミングで変わったの? 昔と違うでしょ? 歌詞に対する取り組み方、向き合い方が。
葉月:基本的にはそんなに変わってないですよ。
逹瑯:あ、そう?
葉月:そう。意味がまったくない曲は今でもあるんですよ。
逹瑯:けど、ちゃんと(意味を)込める曲も増えたでしょ? 昔はそんなことなかったじゃん。
葉月:まぁ昔はほぼないっすね。
逹瑯:その比率が増えてきたきっかけってなんかあったの?
葉月:いやぁどうだったかな~……でも、2012、13年頃に「LIGHTNING」ってシングルを出したんですけど、当時のlynch.からしたら“はぁ?”ってくらいポップな曲なんですよ。
逹瑯:おー。
葉月:歌詞もめちゃくちゃメッセージ性を込めていて。変な話、レコード会社に「こういう曲を書け」って言われて書いた曲なんですよ。でも全然失敗して(笑)、ファンから総スカンをくらったから、メイクを濃くして激しい方向に戻そうって……だけど、その曲をライヴでやるとすげぇよかったんですよ。ファンもすげぇ泣いたりしていて、「なんだ、刺さってんじゃん」みたいな(笑)。いいもんだなぁって思った記憶はありますね。
逹瑯:ほ~。そういう曲って、逆にメンバーにとっても思い出になるよね。
葉月:確かにそうっすねぇ。どのバンドにもそういうのがありそうですよね。
逹瑯:あると思う。俺も「歌詞の内容なんてどうでもいいから、もっとキャッチーな歌詞を書け」って、プロデューサーさんに言われたこともあるしね。
葉月:へぇ~。
逹瑯:“ムカつく!”と思って(笑)。
葉月:まぁ聞いただけでムカつきますけど(笑)。
逹瑯:だから、その人に納得させられて、俺も納得できる歌詞を“絶対に書いてやる!”と思っていたけどね、そのときは。
葉月:偉いっすね~。
逹瑯:プロデューサーさんもそれが目的だったのかもしれないけどね。そういうふうに投げて。
葉月:そうね~、うまいことやりますね。
◎1月16日(土)放送の「JACK IN THE RADIO」は、BAND-MAIDから小鳩ミクさん(Gt&Vo)が登場。どうぞお楽しみに!
<番組概要>
番組名:JACK IN THE RADIO
放送日時:毎週土曜25:30~26:00
パーソナリティ:逹瑯(MUCC)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/jack