ドラマ『ナイルパーチの女子会』(BSテレ東 1月30日スタート 毎週土曜21:00〜)のオンライン会見が16日に行われ、水川あさみ、山田真歩が登場した。

  • 左から山田真歩、水川あさみ

    左から山田真歩、水川あさみ

同作は柚木麻子による同名小説の実写化作。第28回山本周五郎賞、第3回高校生直木賞を受賞し、SNS全盛の時代を背景に女性同士の友情を鮮烈に描く衝撃作となっている。大手総合商社に勤め、男性と肩を並べて活躍しているが友達がいないキャリアウーマン・志村栄利子(水川)が、同い年の主婦インフルエンサーが綴る、人気のSNS日記「おひょうのダメ奥さん日記」の作者・丸尾翔子(山田真歩)と出会い、あることがきっかけで2人の関係は思わぬ方向へ進んでいく。

女性の友情の話でありながら、サスペンスなどの要素もある物語に、水川は「水槽を覗くような気持ちで見て」とメッセージ。「他人目線じゃない、自分目線でものごとを判断する素晴らしさが伝われば」(水川)、「密室でどんどん2人の関係が変わっていく心理劇を楽しんで」(山田)と ポイントを伝えた。

コロナ禍での撮影となったが、水川は「そこまでの大変さは感じなかったなあ。私たちはお芝居する上で、コロナに限らず、どういう状況下であれ、自分たちがそこに立ってお芝居をする意義だったり覚悟は持ってなきゃいけない気がするんだよね。崖で芝居してくれって言われたら、そこでもしないといけないし」と持論を展開。

山田も「こんな状況じゃできないということはないよね」と同意しつつ、「すごく少人数だった。大所帯じゃないけど、それぞれの職人みたいな人が集まって、一人ひとりのアイディアが少人数だからこそ目立つ。たくさん集まれない分、少人数でもここまでアイディアを出し合って一つのものを作れるんだというのは感じました」と振り返る。「直接触れ合わなくても心を触れ合えることはなんだろうか、触れ合わないで生々しい表現はなんなのかと。コロナでみんなが会えないからこそ、アイディアを出し合って、今まで何も考えないでやってたことをもう1回考え直すことはできる気がする。まだ答えは見つかっていないけど」と語った。