GNUは米国時間2021年1月13日、テキストエディターの「ed」をバージョン1.17に更新したことを、メーリングリストで明らかにした。大きな変更は加わっていないが、POSIXベースの拡張正規表現をサポートするオプション「-E」を新たにサポートしている。ソースコードはミラーサイトなどからダウンロード可能。

  • Linux上で動作するed 1.17

    Linux上で動作するed 1.17

本バージョンでは新たにgpgコマンドによるインポート機能や、ファイル出力時にエラーが発生すると、ファイル名を指定する機能が加わった。一般的に現代のテキストエディターはスクリーン(ディスプレイ全般を使用する)ベースだが、edは1970年代のネットワーク環境を踏まえて、行ごとに入力・処理を行うラインエディターとして一定の評価を得ている。前バージョンであるバージョンである1.16は、2020年2月に更新された。