コロナ禍で家計と貯蓄は変わった?あらためて見直したい「家計管理」

コロナ禍を受けて、家計管理や節約、貯蓄をあらためて意識した方も多いでしょう。とはいえ、家計管理が苦手な方は「何からしていいかわからない」「家計簿で管理しようとしても続かない」と諦めてしまっていませんか? 家計管理初心者の方にも分かりやすい、家計見直しのポイントや、おすすめ家計簿アプリなど、家計管理に関するお役立ち情報をご紹介します。

新型コロナウイルスの影響で増えた出費の項目

コロナ禍により自宅で過ごす時間が増えたことから、家計の支出費目にも変化が出てきたようです。家計簿アプリ「おカネレコ」を提供するスマートアイデア株式会社が同社サービスのユーザーを対象に実施した「家計に関する意識調査」によると、増えた出費の費目TOP3は「食費」「日用品」「医療用品」となりました。

今後さらなる収入への影響も考慮すると、外出自粛等で減った「交際費」「レジャー・交通費」で使わなかったお金を貯蓄に回しておくなどの家計のシフトチェンジが必要となりそうです。

詳しく読む:【新型コロナ】外出自粛で家計に変化、子育て世帯の50%以上が「食費」増加

「家計管理」見直しのポイント

1.まず家計の変化をチェック
自分の家計ではどんな費用がどの程度増え、逆にどんな費用が減ったのかを書き出して、同時に支出の増加が一時的なものなのか、継続的なものなのかをチェックしてみましょう。

2.積立資金の捻出
積立資金の捻出のために、まずは家計の中の「特別支出」(固定資産税や自動車税、車検費用、家具・家電の買い替え費用、冠婚葬祭費など普段の生活費とは別に使っているお金)を見直しましょう。

3.使う時期や目的に合わせてお金の色分けをする
家計の状況をチェックしてライフイベントを見直し、それぞれのイベントに必要な資金と必要な時期を把握します。そのうえで、資産の運用目的、運用期間も踏まえてお金を色分けして、それぞれに適した積立方法や金融商品で運用しましょう。
また、今回のコロナ禍のような突発的な収入減や支出増、生活の立て直しに対応できるよう、普通預金などに月の生活費を半年分程度は緊急予備費として確保しておくことをおススメします。

詳しく読む:子育て夫婦が見直したい、コロナ禍の「家計管理」3つのポイント

家計の見直し・管理には「家計簿」

家計簿(=家計の中のお金の流れの記録)があると、家計の管理がしやすくなります。支出内容を見直したり、車や家など大きな買い物をするための資金計画を立てたりする場合にも、家計に関する具体的な数字が把握できる家計簿は貴重な資料になります。

家計簿への苦手意識がある方は、負担感のない付け方でまず続けていくことができるよう、自分に合った家計簿の付け方を探してみませんか?

詳しく読む:もう“家計簿”に挫折しない! FPが教える“長続きするコツ”

家計簿を無理なく続けるコツ

「家計簿をつけるのが手間」という方も多いのではないでしょうか。隙間時間を使って無理なく家計簿をつける方法をご紹介します。

家計簿アプリを利用する
お金の流れを正確に把握したい方におすすめ。銀行口座やクレジットカードと紐づければ、お金の流れを把握できるようにグラフ化してくれる機能も。

手帳やカレンダーに書き込む
手帳やカレンダーに、買い物をした店舗名と合計金額程度を書き込んでおきましょう。詳細が知りたくなった時のために、レシートは1ヶ所にまとめて保管を。

レシートそのものを家計簿とする
レシートをノートなどに貼るだけの方法も。食費や交際費など、項目別に貼り分けておくと便利です。

詳しく読む:まずは1ヶ月! 無理なく家計簿をつける3つのポイントと5つのメリット

オススメ家計簿アプリ4選

電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレスサービスの普及が進む中、使った費用や内訳のすべてを逃さず記入するのが難しくなってきています。正確に、手軽に家計管理できる家計簿アプリはキャッシュレス時代に有効なツール。タイプ別に、おすすめの家計簿アプリをご紹介しましょう。

1.節約意識を高めたい方は「家計簿Zaim」
レシートの自動読み込み機能や分析機能が充実。ベストな支出割合を計算してくれる家計プランナー監修のバランス診断も魅力。

2.紙の家計簿から移行した方&併用派は「簡単!家計簿」
あらかじめ分類されたジャンルごとにノート形式で支出を記入していくだけ。自分の手で数字を書き込む感覚に近いのがポイント。

3.家計簿デビューには「LINE家計簿」
LINEを使って、誰かにメッセージを送るような感覚で手軽に支出を入力できる。

4.アプリでまるごと管理したい方は「Money tree」
銀行・クレジットカード・電子マネー・マイル・証券など、2,600種を超える国内金融サービスをアプリ内で連動、管理できる。

詳しく読む:家計簿アプリを有効活用。節約や家計管理に役立つ使い方とは?

共働き家庭の家計管理の見直し

夫婦どちらにも収入がある共働き家庭の家計管理は、主に3つの方法に分けられます。それぞれのメリット・デメリットをご紹介しますので、今の方法で合っているのか見直してみてはいかがでしょうか。

口座もまとめて管理する「お財布完全一体型」
<メリット>
・収支の状況を共有しやすく、“家計内でのお金の流れを可視化”しやすい。
・月ごとに改善点や貯蓄額を話し合うなど、堅実に家計管理を行える。
<デメリット>
・一方が協力的でない場合には貯蓄が難しい。
・お小遣いの金額や支出割合についてよく話し合う必要がある。

項目ごとに負担する額・人を決める「分担型」
<メリット>
・自分の給与分に対して“自由度”が高い。
・双方が経済的に自立できるので、お互いに自身の趣味や自己投資を尊重できる。
<デメリット>
・節約への意識が薄れてしまう。

生活費担当と貯蓄担当を分ける「強制貯蓄型」
<メリット>
・毎月必ず貯蓄できる安心感が魅力。
<デメリット>
・貯蓄を担当する側の給与が少額の場合や毎月一定でない場合は、満足な貯蓄が確保できない。

詳しく読む:お財布別orお小遣い制、貯金できるのはどっち? 共働き家庭の家計管理術

まとめ

コロナ禍以降、働き方や暮らし方が変わり、家計にも変化があらわれている可能性もあります。これを機会に一度見直しを行い、今後の家計管理について考えてみてはいかがでしょうか。

執筆者:ARUHIマガジン編集部