アイドルグループ・関ジャニ∞の大倉忠義と、女優の広瀬アリスが夫婦役を演じるフジテレビ系ドラマ『知ってるワイフ』(毎週木曜22:00～)が、きょう7日にスタート。大倉の“ダメ夫”と、広瀬の“恐妻”ぶりに注目だ。

  • 『知ってるワイフ』に出演する広瀬アリス＝フジテレビ提供

本作は、韓国の有料ケーブルテレビチャンネル・tvNで18年に放送された同名ドラマ(FODプレミアムで配信中)が原作。「結婚生活、こんなはずじゃなかった」と日々嘆く恐妻家の主人公・剣崎元春(大倉)が、ある日過去にタイムスリップして、妻の澪(広瀬)を入れ替えてしまうファンタジーラブストーリーだ。

第1話は、元春と澪のすれ違いを軸に進んでいく。「あおぞら銀行」に勤める銀行マンの元春は、仕事のミスが多く昇進の可能性が乏しい。そのくせ、会社を理由に家事・育児は、澪にまかせっきりだ。極端に出来が悪いわけではないが、確実に平均点以下……そんなどこにでもいそうな“ダメ夫”を大倉が好演しているので、注目してほしい。

一方、広瀬演じる澪の“恐妻ぶり”も目を引く。「一度スイッチが入るとモンスターになる」と元春が陰口を叩くとおり、ひとたび頭に血が上ると手が付けられない。中でも、子供を保育園に迎えに行くことをうっかり忘れていた元春に対し、「出てけ!」と鋭利なカニの足を投げつけるシーンは強烈だ。

こうした冷え切った夫婦関係に絶望し、「離婚したい」と漏らす元春。おまけに、思いを寄せていた大学時代の後輩・江川沙也佳(瀧本美織)とバッタリ再会し、「好きだった」と告げられてしまう。江川とは、澪と出会ったある出来事をきっかけに疎遠になった間柄だった。「あのバス停で、澪に会わなければ…」――元春の後悔はより一層強くなる。

そんな折に、元春は「過去に戻ることができる」と説く奇妙な男(生瀬勝久)と出会う。男は平成22年の500円硬貨2枚を元春に託して、「人生は変えられる」と言い残して立ち去っていくのだが――。

果たして元春にどんな運命が待ち受けているのか、そして、澪との結婚生活にどんな答えを見つけ出していくのか。

(C)フジテレビ