ghacks.netは1月2日(現地時間)、「Mozilla is working on a Firefox design refresh - gHacks Tech News」において、MozillaがWebブラウザ「Firefox」のデザインのリニューアルに向けた作業に取り組んでいると伝えた。このプロジェクトは内部で「Proton」と呼ばれており、ターゲットとなるバージョンは2021年5月18日リリース予定のFirefox 89に設定されているという。

Firefoxのデザインが最後に大きく変更されたのは2017年11月にリリースされたFirefox 57のときであり、Protonはそれに続く3年半ぶりのリニューアルということになる。現時点では、新しいデザインに関するモックアップやスクリーンショットは公開されていないが、Bugzillaには、Protonに関する変更のためのメタバグが登録されており、次のような要素がターゲットに挙がっているという。

  • アドレスバーとタブバー
  • メインメニュー
  • ドアハンガー(通知システム)
  • 情報バー
  • コンテキストメニュー
  • モーダルダイアログ

これに加えてProtonでは、単なるビジュアルの変更に止まらず、ユーザーエクスペリエンスに関する改善も計画されているとのことだ。新しいデザインをいち早く確認したい場合には、開発チャンネルであるForefox NightlyやFirefox Betaをチェックしておくといいだろう。これらのエディションで「browser.proton.enabled」の設定値を「TRUE」にセットしておくことによって、新デザインが利用可能になった段階ですぐにそれを確認することができる。