藤井二冠は現在唯一の全勝。横山泰明七段VS佐々木勇気七段による1敗同士の対決にも注目

第79期順位戦B級2組9回戦(主催:毎日新聞社・朝日新聞社)の▲中村修九段(6勝2敗)-△藤井聡太二冠(7勝0敗)戦が1月6日に関西将棋会館で行われます。藤井二冠の2021年の開幕戦。連勝を伸ばし、2期連続昇級へ大きく前進なるか。それとも中村九段が勝利し、昇級争いに踏みとどまるか。注目です。

藤井二冠の2020年度成績は34勝8敗で勝率8割1分。4年連続勝率8割超えが見えてきました。3年連続でも達成は藤井二冠だけ。さらに自己記録を伸ばすのでしょうか。

次に藤井二冠の順位戦成績を見てみます。現在自己記録タイの18連勝中。明日の対局に勝利すれば、自己記録を更新します。ちなみに順位戦連勝記録は森内俊之九段の持つ26連勝です。一方、通算成績は36勝1敗で、勝率は驚異の9割7分3厘。前々期のC級1組で近藤誠也七段に敗れたのみです。

対戦相手の中村九段はここまで6勝2敗。第77期に降級点をとってしまいましたが、前局の勝利ですでに今期勝ち越しを決め、消すことに成功しています。もしここで勝利すれば、順位が悪いながらも昇級争いに踏みとどまることができます。

他の上位者にも目を向けてみましょう。全勝の藤井二冠を1敗で追うのが横山泰明七段と佐々木勇気七段。その両者が9回戦で激突します。

横山七段は前期昇級まであと1勝のところで、10・11回戦で連敗。惜しくも3位の成績で昇級を逃してしまいました。昇級枠が3つに拡大した今期もここまで好成績。昇級を争う上位勢の中で順位が最もよく、残り3回戦で2勝すれば昇級となります。

佐々木七段は藤井二冠と共に今期からB級2組に参戦。開幕戦で藤井二冠に敗れた後は、6連勝中です。順位が上位勢の中では最も悪いため、2敗目を喫してしまうと頭ハネの危険性があります。

2敗勢は中村九段、中田宏樹八段、大石直嗣七段。昇級の可能性があるのは、実質ここまででしょう。大石七段は10回戦で佐々木七段との対決があります。

年が明け、いよいよ佳境を迎えるB級2組。藤井二冠の成績はもちろんのこと、白熱する昇級争いから目が離せません。

今年も棋界の中心人物になるであろう藤井二冠
今年も棋界の中心人物になるであろう藤井二冠