2021年の年頭にあたり、ピュア・ストレージの代表取締役社長の田中良幸氏は、以下の年頭所感(抜粋)を発表した。

柔軟なデータインフラを実現する「モダン・データ・エクスペリエンス」

あけましておめでとうございます。平素よりピュア・ストレージに対するご支援に厚く御礼申し上げます。

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、「ニューノーマル」に適応するための新しい環境の構築が求められた年となりました。多くの組織がデジタルトランスフォーメーションを見据えてIT投資を見直し、クラウド移行もさらに加速したといわれています。それに伴い、ITならびにデータプラットフォームのあるべき姿やデータ管理のあり方について議論された年となりました。

2020年、ピュア・ストレージは、国際会計基準(IFRS)準拠のサブスクリプション・モデル、Pure as-a-Serviceの提供を開始しました。従量課金で必要なストレージを使用できるOPEXモデルのPure as-a-Serviceは、柔軟なデータプラットフォームのデザインと戦略的経営を求めるお客様の声にお応えするものです。
また、Kubernetesデータサービスプラットフォーム の大手Portworxの買収を発表し、Kubernetes向けのマルチクラウドデータサービスの提供を開始しました。オンプレミス、クラウド、ハイブリッドクラウド、コンテナにおけるお客様の選択肢の幅を広げ、ピュア・ストレージのかかげる柔軟なデータインフラを実現する「モダン・データ・エクスペリエンス」へ大きく展開した1年でした。

不透明な経済環境が続くと思われる2021年、今まで以上に迅速に事業を変革させて、変化に対応していくことが重要になってきます。そのような組織を支えるためには、この先5年10年をとらえた戦略的なデータのデザインと柔軟なデータインフラが必要です。また5GやAIなどの普及により、社会インフラやIT基盤が次のステージに進むと考えられます。そのような新しいテクノロジーにも対応しつつ、増加する一方のデータを戦略的かつ効率的に管理しなければなりません。

2021年、コロナ禍を乗り越え企業が成長していくために、データプラットフォームの戦略的な構築・管理にも高い柔軟性が求められます。これまでの10年の革新をリードしてきたピュア・ストレージは、更に加速するこれからの10年の柔軟なデータプラットフォームの構築をリードし続けて参ります。

ピュア・ストレージが提唱する「モダン・データ・エクスペリエンス」は、いかなる場所からでも、いかなるシステムからでも自社のデータにアクセスでき、戦略的活用を可能にするものです。ピュア・ストレージは、2021年も「モダン・データ・エクスペリエンス」でお客様の事業の成長を力強く支援していきます。

本年もより一層のご高配を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。