JVCケンウッドは12月21日、あいおいニッセイ同和損害保険の自動車保険フリート契約者向けサービス「ささえるNAVI『Lite』」対応の新たな通信型ドライブレコーダー「STZ09001」を、同社と共同で開発したことを発表した。

  • (左)ドライバーごとの安全運転指導を実現、(右)ドライバーの危険運転挙動を抑制

    (左)ドライバーごとの安全運転指導を実現、(右)ドライバーの危険運転挙動を抑制

「ささえるNAVI『Lite』」は、あいおいニッセイ同和損保がテレマティクス技術を活用したフリート契約者向けの事故低減支援サービス。

JVCケンウッド製の通信型ドライブレコーダーで収集、分析したデータを基に、リアルタイム動態管理機能や安全運転支援機能などを利用でき、運転時の事故やトラブル発生時にはその映像や位置情報を記録するとともに、リアルタイムで運転管理者に通知するもの。

今回、JVCケンウッドが開発した「STZ09001」は、あいおいニッセイ同和損保が2021年1月から提供開始する新たな保険サービスに対応する機能を追加した、通信型ドライブレコーダー。

前方撮影用のメインカメラに加え、ドライバーモニター用の2ndカメラを標準搭載。「顔認証機能」により運転者を自動特定してドライバーごとの運転結果に対して安全運転指導を行うとともに、「携帯使用・わき見・居眠りアラート」により「ながら運転」などの危険挙動を抑制するという。

また、バッテリー付き電源ケーブルを搭載し、大きな衝撃などにより車載器への電源供給がストップした場合でも動画の送信が可能。バッテリーによる車載器のクイック起動も可能とし、乗車直後の駐車場内事故などにも対応するということだ。

  • (左)大きな事故で電源供給がストップした場合でも映像等の確認が可能、(右)出庫直後の事故にも対応

    (左)大きな事故で電源供給がストップした場合でも映像等の確認が可能、(右)出庫直後の事故にも対応

ほかにも、前走車に近づき過ぎたり走行車線をはみ出したりした際や、急アクセル・急ハンドルなどの危険挙動を検知した際にアラートで通知する安全運転支援機能や、駐車中の異常を検知して自動で通知する駐車監視録画機能などを搭載するということだ。

主な仕様は、通信機能が4G(LTE)対応、本体サイズが100×65×45mm、重さが約200g、液晶画面が約2.95インチ フルカラーTFT、レンズが広角(F値2.0)、最大記録画角が水平約145度、垂直約76度(対角約178度)、画素数が約200万画素、測位衛星がGPS/GLONASS/ みちびき、記録メディアがmicroSDHCカード(32GB/64GB)。