アイドルグループ・HKT48が17日、企画・プロデュース・脚本・演出・衣装・美術・音響・映像・配信・広報・出演のすべてをメンバーが担うオンライン演劇プロジェクト「HKT48、劇団はじめます。」(2021年2月20日~28日)の上演作品を発表した。チケットは2021年1月20日発売を予定。

  • 「HKT48、劇団はじめます。」

「HKT48、劇団はじめます。」通称「劇はじ」では、フルリモート劇団・劇団ノーミーツのサポートのもと「ごりらぐみ」「ミュン密」2つの劇団を立ち上げ、それぞれオンライン演劇公演『不本意アンロック』『水色アルタイル』を上演する。合わせてHKT48Youtubeチャンネルで20日(19:00~)より、「HKT48 #劇はじ これからどうなると?? 大決起会!」を生配信することも決まった。

劇団ごりらぐみの旗揚げ公演『不本意アンロック』は、内気な主人公・佳(ケイ)がある日を境に、半強制的に見知らぬ他人の“キーパーソン”になってしまう物語。何気ない日常に隠されている人間関係のヒントを模索していく。

劇団ミュン密の旗揚げ公演『水色アルタイル』は、アイドルに憧れる主人公の少女・るなを描いた青春の物語。諦めず夢に手を伸ばし、もがき続け、道を切り開いていく姿から、観た人がもう一度青春したくなるような作品を目指す。

演出を務めるメンバーやプロデューサーのコメントは以下の通り。

【ごりらぐみ】

■武田智加(プロデューサー)
劇はじは本当に全て0からメンバーたちが作っているので、今までに経験してこなかったことに出会う日々です。今までとはガラッと違う新しいHKT48を見ていただけると思います。人との関わりに塞ぎがちになっている方、引き気味になっている方へも些細なことで人生思わぬ変化があるということを伝えられる、届けられる作品にできるよう頑張ります! メンバーそれぞれの想いを乗せた作品に出来るようみんなで同じ方向に向かって進んでいきますので、ぜひオンライン劇場でお待ちしております!

■地頭江音々(プロデューサー)
本作品は個人的に、主人公と共感ができる同世代の方が多いのではないかなと思っていて、主人公がどう変わっていくのかというよりも、自分だったらどうするのかという視点でも楽しんでいただけると思います! 日々の些細な事を幸せに感じたり、落とし物を拾う、困っている人に声をかけるなど、小さな勇気を出せるきっかけになるような作品になったらいいなと思います!

■豊永阿紀(脚本)
主人公・佳は、諦められて、諦めて、振り回されて、また諦めて、そうして鍵をかける……。もしかしたら、わたしが歩むかもしれなかった道を歩いてきた人です。むしろこれから、そうなってしまうのかもしれないと思うことも何度もあります。そう思うのはきっと、私だけではないのかもしれません。帰り道、歩幅がいつもより小さくなってしまったような夜に、ふと見つける街灯のような物語をお届けしたいと思います。あなたが無事に、家にたどり着くように。そして、玄関の鍵を、ガチャリとあけられますように。

■下野由貴(演出)
お芝居は、見るのも演じるのも大好きですが、実際に0の状態から作るとなるとこんなに大変なのか、と改めて感じます。しかし、どんどん作品が出来上がっていく過程が楽しくて仕方がないです。まだみんなで設計図を作っている段階ですが、ここから組み立てていくことが一番大事な演出の仕事だと思いますので、皆さんが好きな場所にいながらも物語に入れるような、役者が演じてて楽しめるような、そんな世界を作りたいです。

【ミュン密】

■坂口理子(プロデューサー)
今回プロデューサーを担当しますHKT48の坂口理子です! 初めての役職に苦戦しながらも、メンバーと共に創り上げる、という楽しさを感じ日々を過ごしています。今回の物語のテーマは【青春】です。シンプルなテーマではありますがこのHKT48というグループも私達にとって青春なので今回のこのプロジェクトでぜひ“現役アイドルが魅せる青春のカタチ”を皆さんがオンライン上で体感していただけたら嬉しいです! そしてこのプロジェクトが終わったあとHKT48メンバー全員がまた一つ成長していると思います! 一生懸命頑張ります!

■馬場彩華(プロデューサー)
今回ミュン密のプロデューサーを担当しますHKT48の馬場彩華です! プロデューサーは想像していた百倍大変で、難しい言葉ばかりですし、やることも考えることも多く、既に頭がパンク寸前の日々ですが、これからどんな作品が出来上がるのか楽しみな気持ちでいっぱいです! これまで先頭に立つこともなく、意見を言えなかった自分を変えたい。年齢、経験なんか関係ない。これがHKT48の本気です。アイドルが一から作り上げる青春革命劇、ぜひご覧下さい。

■石安伊(脚本)
脚本を担当させていただくことになりました石安伊です。元々文章で表現をすることは好きですが、「脚本」は初めて経験するのでプレッシャーや不安はあります。しかし、チーム一同支え合いながら素敵なものを完成させたいです。そして、テーマは「青春」。夢を見なければ傷つかない。それでも手を伸ばさずにはいられない衝動や、挫折し、思い通りにいかない焦燥感。そして夢を追う女の子が放つ輝きを精一杯に感じてくださったらと思います。

■田島芽瑠(演出)
演出を担当する事になりました! 田島芽瑠です。“青春”に消費期限はない。若いから青春を味わえる訳でも、大人だから青春を味わえない訳でもない。誰にだって可能性があって、誰にだって青春を味わう権利がある。そもそも青春とは何なのか? キラキラしているだけのもの? 私はそうは思わない。誰にも見せたくないような弱い自分で懸命に夢にぶつかっていく。“情けなさ”こそが“青春”なんだと私は思う。そんな泥くさい“青春”と向き合う彼女達をリアルに皆さんにお届けできるように私も作品と向き合っていこうと思います。よろしくお願いします!