宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2020年12月7日、オーストラリア・ウーメラ砂漠にて回収した小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセルの本体とも言えるサンプル(砂)の格納容器であるサンプルコンテナからのガス採取作業を完了したことを明らかにした。

  • はやぶさ2
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  • 「はやぶさ2」のカプセル回収時の様子 (C)JAXA

採取したガスの分析ならびにデータ評価を実施したが、小惑星リュウグウ由来のガスかどうかはまだわかっておらず、詳細な分析は日本で行う予定だという。

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  • 回収したカプセルをオーストラリアの現地本部に設置されたQuick Look Facility(QLF)へと移送する様子 (C)JAXA

なお、この後、サンプルコンテナは専用の密閉型輸送ボックスに収納され、チャーター機にて日本へと空輸される予定で、早ければ8日にはJAXA 宇宙科学研究所(ISAS)のキュレーション施設のクリーンルームへと送り届けられる可能性がある。