宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月6日2時32分頃、小惑星探査機「はやぶさ2」の再突入カプセルからのビーコンを受信した模様だ。大気圏に再突入したカプセルは、高度10km付近でヒートシールドを分離、パラシュートを開いてから、ビーコンを発信する仕組み。ビーコンが出ているということは、シーケンスが正常に進んだ可能性が高い。

  • はやぶさ2

    ビーコン受信の一報が届いたときの管制室。拍手が沸き上がった (C)JAXAイベントライブ配信専用チャンネル

ビーコンは、カプセルを見つけるための目印。地上の複数の場所から観測し、それぞれ方向を調べれば、その交点付近にカプセルがあるわけだ。ビーコンさえ出ていれば、カプセルをすぐ発見できる可能性がグッと高まったと言える。