宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2020年12月6日4時47分(日本時間)、12月5日に小惑星探査機「はやぶさ2」から切り離された小惑星「リュウグウ」のサンプルを搭載したカプセルがオーストラリアのウーメラ砂漠に着地していることを目視で確認することに成功したことを明らかにした。
カプセルには、リュウグウの地表ならびに地下から採取した物質が入っているとみられており、現地での作業が順調に進めば6日中にカプセルの本体であるインスツルメントモジュールの回収も完了し、用意されているQuick Look Facility(QLF)への輸送が行われる予定である。
QLFでインスツルメントモジュールの分解、試料の格納容器であるサンプルコンテナの取り出し、サンプルコンテナの中からガスの排除などの処理を行った後、早ければ12月8日に日本に到着予定であるとしている。
なお、はやぶさ2本体は追加ミッションに向け、12月5日16時30分頃、地球圏離脱の軌道修正である「TCM-5」を成功させている。
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はやぶさ2の再突入カプセル (C)JAXA
