寺本莉緒、初主演映画『別に、友達とかじゃない』で感じた「映像の難しさ」

2017年に女優デビューし、2018年に行われた「ミスマガジン2018」では「ミスヤングマガジン」を受賞した寺本莉緒。11月16日〜21日まで一週間限定で公開された映画『別に、友達とかじゃない』では秋谷百音、植田雅と共に主演を務めた。今回、そんな寺本が映画のことや自身のことなどを赤裸々に語ってくれた。(3回連載の1回目)

【写真】自身が演じた恵麻の服装で登場した制服姿の寺本莉緒

──初の主演映画『別に、友達とかじゃない』で寺本さんが演じるのは東京に憧れを持っている女子高生の恵麻という役柄。広島から上京した自身の過去と重なる部分もあったのではないでしょうか。

寺本 私は自分の夢を周りに語るような性格ではなかったので、そこは恵麻ちゃんと似ているなと感じました。私自身、中3の途中で上京すると決まって、行く直前に友達に言いました。あと、みんなに意見を言われたときに、バーッと言い返すところも共通しています。

──脚本の北川亜矢子さんが、主演の3人と面談をして当て書きしたそうですが、かなり寺本さんに近いキャラクターだったということですね。

寺本 そうですね。わりと恵麻ちゃんは頑固で、素直な性格なのに、それを不器用だから出せていないところがあるんですけど、そこも私と一緒で。初めて脚本を読んだときは、「こんなにも見破られていたのか!」と思いました。

──寺本さんは舞台経験が豊富ですか、舞台と映画の演技の違いは感じましたか?

寺本 全然違いました。何度も同じシーンを違うカット割りで撮影するんですけど、1回目よりも2回目は上手くいかなかったみたいなことが、けっこうあったので、映像の難しさを感じました。演じながら「こういう風に伝わったらいいな」という思いがあったんですけど、完成した映画を観て伝えきれている部分と、もっと違う伝え方もできたかなと思うところもあって、そこはスキルアップしていかないといけない部分です。



──トリプル主演の秋谷百音さん、植田雅さんも映画初主演でしたが、クランクイン前に3人で話し合うことはありましたか?

寺本 それが全くなくて、3人で顔を合わせしたのは本読みの一度きりでした。特に雅ちゃんは、撮影前に1、2回しか会っていなかったので、作品タイトルの通り本当に友達じゃない状態から始まったんです。百音とは前から仲が良かったんですけど、一緒に演技をするのは久しぶりだったので新鮮な気持ちで演技ができました。

──特に印象的なシーンは?

寺本 主演の3人で最後に感情をぶつけ合うシーンです。演技とはいえ気持ちよかったんですよ。普段あんまり自分のことを言わないのもあるんですけど、ちゃんと気持ちを言葉にして伝えるのって難しいようで簡単なんだなと思いました。

──この映画の撮影は今年3月で、寺本さんは高校卒業する直前でしたが、実際にどんな高校生活を送っていましたか?

寺本 恵麻ちゃんのように自由には生きていなくて、「学校は勉強するところ」という気持ちで、真面目に学校に通う高校生でした。仕事は仕事、学校は学校って、わりと割り切っていました。

▽寺本莉緒
「ミスマガジン2018」での「ミスヤングマガジン」受賞。3月に発売した1st写真集『CURIOSITY』(講談社)は、2020年3月の「書泉・女性タレント写真集売上ランキング」では1位を獲得するなど話題を集めた。現在は女優活動と共にYouTubeチャンネル「りおのこと。」も開設し、活動の幅を広げている。