【コロナ禍のファッションEC】フューチャーショップ、勝ちパターンでEC化支援 充実の外部連携やサポートが鍵

フューチャーショップが提供しているSaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop(フューチャーショップ)」は、2019年の実績で導入店舗の約30%がファッション関連だ。コロナ禍においてファッションEC事業者のEC展開を強力にサポートしている。フューチャーショップが支持されている理由や、コロナ禍の導入企業の動向について聞いた。

ファッションEC事業者から、2018年9月に提供を開始したCMS(コンテンツマネジメントシステム)機能「commerce creator(コマースクリエイター)」が好評だ。ECサイトを構成する要素をパーツとして自由にレイアウトできるため、デザイン性が向上しただけでなく、新機能を迅速に追加できる点が魅力だ。

実店舗とECの顧客情報やポイント機能を統合でき、実店舗の在庫情報を表示できる「futureshop omni-channel(オムニチャネル)」を提供している点も好評だ。2019年4月に連携を開始したコーディネート(コーデ)投稿機能を中心とした販促支援サービス「STAFF START(スタッフスタート)」を導入するために、「futureshop」を導入する事業者もいるという。



今年7月にはインスタグラム(インスタ)の画像を自社ECサイトに活用できるソリューション「visumo(ビジュモ)」と連携した。ユーザーがインスタに投稿した画像を効果的にECサイトへ活用できるため、ファッションEC事業者に好評を得ている。



「『フューチャーショップオムニチャネル』を導入し、リアルとネットの会員データを統合。『スタッフスタート』で店舗スタッフのコーデ画像を投稿し、リアルとネットの相互送客を図り、『ビジュモ』でSNSを有効活用するのがファッションECの一つの勝ちパターンになっている」(執行役員 セールス・マーケティング部 統括マネージャー 安原貴之氏)と話す。

コロナ禍の勝ち組は?
「futureshop」シリーズの4月以降の流通総額は、前年同期比40%以上拡大している。コロナ禍でEC需要が伸びているからといってすべての事業者が成長しているわけではない。

「コロナ禍では事業者によって明暗が分かれている。ファッション分野でもビジネス系のアイテムは苦戦している。商材以外ではコロナ前に会員をどれだけ獲得できていたか、デジタルマーケティングにどれだけ取り組んでいたかで差が大きく出ている」(同)と見ている。

会員を多く抱えているブランドは実店舗が営業自粛した際も、ECサイトで購入できることを既存顧客にアピールすることができた。LINEを有効活用していた店舗も効果的にECサイトに誘導できる。「スタッフスタート」を導入していたブランドは、スタッフが自宅からコーデ画像を積極的にあげることで、ECサイトの集客促進やコンテンツ強化につなげることができた。

「『ビジュモ』はインスタを活用しているブランドでも多くのフォロワーを抱えている大手ブランドでないとうまく活用できないのではないかと懸念していたが、顧客と近い距離感でコミュニケーションを取っている中小ブランドでも有効に活用できていた」(同)と話す。

フューチャーショップはファッションECに成長に役立つソリューションといち早く連携しており、豊富なセミナーや充実したサポートで積極的に導入を支援している。コロナ禍ではセミナーはオンラインにシフトし、講座も平日2日1日のペースで開催。立ち上げに向けたオンラインでの個別相談も受け付けている。

今後も外部ソリューションとの連携やサポート体制の強化をさらに進めていく考えだ。


「futureshop」
https://www.future-shop.jp/