ニールセン デジタルは12月1日、デジタル広告やクリエイティブの効果、消費者の評価を把握する調査ソリューション「デジタル広告評価(プレイスメント/クリエイティブ)」(略称:DCE)の提供を開始したことを発表した。

  • アウトプットイメージ:広告接触者・非接触者間の各種ブランドKPIに対するパフォーマンスを比較

    アウトプットイメージ:広告接触者・非接触者間の各種ブランドKPIに対するパフォーマンスを比較

デジタル広告評価(プレイスメント/クリエイティブ)では、インターネット調査の中で強制視聴させるのではなく、広告出稿面を再現した環境下のサイトをアンケート回答者に普段利用しているように閲覧させ、その最中に広告やクリエイティブを表示させるという。

キャンペーンの規模を考慮する必要がない、ニーズに合わせた質問内容にカスタマイズすることが可能、「プレポスト」と「接触者 vs. 非接触者」のどちらの広告効果測定でも対応可能といった特徴を有し、Facebook、Instagram、Twitter、YouTube、TikTokなどの主要サイト、広告フォーマットに対応するという。

これにより、生活者の実際の反応を捉えるのが難しいことや、測定条件に制限があるといった課題をクリアし、実際の視聴に近い環境で様々なサイトや広告フォーマットに対応した広告効果測定やクリエイティブ評価が可能だとしている。

  • アウトプットイメージ:クリエイティブごとの評価を比較

    アウトプットイメージ:クリエイティブごとの評価を比較

同社は活用イメージとして、(1)キャンペーン開始前に、複数クリエイティブ、複数サイトのブランドKPIに対するパフォーマンスを測定し、クリエイティブやメディアを選定する際の参考情報としたり、クリエイティブの改良の参考情報としたりする、(2)キャンペーン中に、配信中の広告効果を配信しているサイトごとに測定し、キャンペーンの効果検証時の参考情報とし、次回以降のキャンペーン設計に活用する——といった例を挙げている。