南佳孝×杉山清貴 箱バン時代とディスコ時代をプレイバック!
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。11月11日(水)のお客様は、Half & Halfとして活動する南佳孝さんと杉山清貴さん。コロナ禍でアナログレコード熱が再燃した話や、箱バン時代のプレイバックトークなど盛りだくさんでお届けします。

▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!

(左から)杉山清貴さん、南佳孝さん


◆コロナ禍でアナログレコード熱再燃

南:このコロナ禍で、家にいたりすると何をしてるの?

杉山:今年に入ってからアナログ(レコード)を家ですごく聴くんですよ。

南:ヴィニール?

杉山:はい。聴きたいやつをわざわざAmazonで買ったりとかして。

南:例えば、どういうの?

杉山:「ラウンド・ミッドナイト」(1986年公開)という映画が昔あって。

南:あぁ、好きだって言ってたよね。

杉山:そう。そのサウンドトラックのアナログ盤が欲しくて買いました。CDとは音が全然違いますね。CDはすごく便利だし、音もパキッとするんですけど。アナログのあの面倒くささとか、鳴ったときのグッと引き込まれる音とでも言うんですかね。最近、またアナログ熱が復活しました。

南:良いよね。僕は10年以上って言うのはオーバーかもしれないけど、iTunesでほとんどの曲を聴いているし、最近ではSpotifyでも良い楽曲があるよね。音は結構コンパクトだけど、まあ良いかなとか思ってたんだよね。

ところが1人でコンピューターでレコーディングをしていると、ちゃんとしたモニターが欲しくなるんだよね。この間ウン十万円という「musikelectronic geithain」(ムジーク・エレクトロニクガイザイン)というドイツのスピーカーを買ったら、むちゃくちゃ音が良いんだよね。低域も高域も。そうしたら、最近ちゃんと音楽を聴くようになった。

杉山:それ、分かります。

南:子供の頃って、1時間以上は音楽を普通に聴いてなかった?

杉山:ちゃんと聴いていましたね。でもアナログ盤を聴かなくなってから、音楽ときちんと対峙して聴くことってなくなったような気がします。

南:確かに。結構便利になっちゃうと、いつでも聴けるモードに入っちゃうからね。

杉山:そうなんですよね。CDはこっちがフラフラしていても、勝手に再生を止めてくれるし。でもアナログは、ずっとプツプツプツって鳴っているのを自分で(針を)上げなきゃいけないとかね。

◆菊池桃子のお兄ちゃん役?

杉山:佳孝さんは、役者さんとかやったことはあります?

南:友達が「やってくれ」って言うので、やったことはある。

杉山:どんな感じでしたか?

南:「普通の感じでいいですから」って言われたので、普通にやったら「オッケーです」って言われた。でも自分じゃ気恥ずかしかったな。

杉山:そうですよね。(演技の)何が違うのかなって。

南:やったことはある?

杉山:あるんですけど。

南:ネタはあるんだな。

杉山:大きな声じゃ言いづらいんですけど。

南:映画? ドラマ?

杉山:映画でしたね。最初はなんと同じ事務所だった、菊池桃子ちゃんがアイドル時代のときに漫画が原作の映画で、僕がお兄ちゃん役。

南:良いじゃない、良い役どころじゃん。

杉山:良い役どころですかね? でも、まだ26歳くらいかな。ツッパッていて生意気なことばかり注文付けて「自分はこうじゃないとできない」とか言って。嫌ですね、そんなのを思い出すのは(笑)。恥ずかしいです。

南:観てみたいな。

杉山:いやいや、やめましょう(笑)。

南:でも確かに、歌ってドラマ的じゃないけど、役を演じるみたいなところがあるじゃない?

杉山:はい。そこはすごくわかるんですよね。だけど、それがセリフとなると、全然ギクシャクしちゃいますね。じゃあ、ミュージカルなら大丈夫なのかっていうと、多分そこにも手が出ないだろうな。歌うだけで精いっぱいなのに、ダンスなんかは絶対に無理ですよね。

南:デビューする前に、「劇団第四間氷期」という劇団があって、そこで専属の音を作っていたりなんかしてたのね。

杉山:いわゆる劇伴ですね。

南:最初は大学のときに「劇伴をやってくれるか?」って言われてやってみて。それがまあまあ悪くないみたいな感じで。それで「劇団第四間氷期」に呼ばれて、それこそさっきの「ラウンド・ミッドナイト」とか、そういった既存の音を選曲して、「こういうのはどうかな」って。でも、そのうちに幕間の歌を歌うようになってね。

杉山:面白いですね。生で歌うんですか?

南:そう。そんなこともやりましたけど。

杉山:僕らの時代って、この間も誰かとしゃべっていたんですけど、「昔は箱バンっていうのがあったよね。最近ないね」って。佳孝さんもやられていたんですよね?

南:箱バンはやっていました。1日に5ステージ。それこそ渋谷の「ファイブスター」というところ。17歳の頃だよ。

杉山:それはいわゆる当時で言うところのキャバレー?

南:グランドキャバレー。

杉山:大人の社交場ですね。

南:で、そこのステージ上でストリップを始めた見たときには「えー?」って。

杉山:17歳で。

南:「こういう世界があるんだ」みたいな。

杉山:それは強烈ですよね。

南:踊り子さんが、後ろを向いて指でバッテンを作るわけ。「ある程度脱ぐところまで脱いだら演奏を終えてね」って。そうするとドラムのあんちゃんが、ドコドコドコドコジャーンで終わり。これは上手くできているなと思って。

杉山:面白いですね。僕はさすがに箱バンの経験はないんですけど、先輩が急遽、扁桃炎で歌えなくなって。「お前、歌ってくれ」って言われて、2日間くらいかな、ディスコで歌ったことはありますね。

南:良いねえ。

杉山:もう40曲くらい覚えなきゃいけないんですよ。前の日にリストをもらって。で、全部洋楽じゃないですか。適当に覚えて適当にワーッと歌ったんですけど、意外とみんな盛り上がっちゃって。「こんなので盛り上がるんだ」って思って。そんな経験があるくらいですかね。でも、ああいう現場って、経験しているのとしていないのとでは全然違いますよね。

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シティ・ポップを牽引したお2人によるユニット「Half & Half」の新作『愛をうたおう』は好評発売中。来年の1月28日(木)には東京・大井町のきゅりあん大ホールで「南佳孝&杉山清貴 JOINT LIVE『Half & Half』」が開催予定。詳しくは公式サイトでチェック!
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今週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

11月30日(月)はなわさん×ナイツ・塙宣之さん
12月1日(火)小林幸子さん×LiLiCoさん
12月2日(水)燃え殻さん(テレビ美術製作、作家)×江口拓也さん
12月3日(木)宇垣美里さん×フォーリンラブ・バービーさん

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/speakeasy/