会社員→フリーランスになって良かったことは? ITスキルをボランティアにも活かすフリーランスエンジニアの活動
AKB48の向井地美音がパーソナリティをつとめ、公認会計士の澤昭人から身近にある経済の仕組みをわかりやすく学んでいくTOKYO FMの番組「ジュグラーの波~澤と美音のまるっと経済学~」。10月22日(木)、10月29日(木)放送の「美音のまるっとエコノミー supported by PE-BANK」のコーナーでは、株式会社PE-BANK所属のITエンジニア・富田大介さんを迎え、これまでの経歴や現在の仕事ぶりについて伺いました。


向井地美音、富田大介さん(画面内)



◆ゲーム好きが高じてエンジニアに

向井地:ゲーム好きが高じてエンジニアになったそうですが、どんなゲームをやっていたのですか?

富田:主にファミコン(ファミリーコンピュータ)ゲームです。有名どころのゲームソフトは大体やりました。初めて買ってもらったのは「アイスクライマー」という、雪山をハンマー1つで駆け登っていくゲームソフトでした。

向井地:ゲームをやっているうちに、作る側になりたいと?

富田:そうですね。デザインなども全部ひっくるめて、“ゼロから1本のゲームを作りたい!”と思っていました。

向井地:そうなると、エンジニアと言うよりもゲーム制作会社に進みそうな感じもしますが、エンジニアの道を選んだ理由は?

富田:デザインなども重要ですけど、やはり根本の部分を作るとなると、システムを構築しなければならない。止まっているもの(ゲームキャラクター)を動かせるようになるところに、楽しさと面白さを感じました。

向井地:会社員時代には、どのようなお仕事を?

富田:転職は片手で収まらないくらいしています。介護保険を請求するシステムなどを開発した会社もあれば、金融系の債券を管理するシステムの開発もしていました。なかでも物流関係の在庫管理システム開発などが多かったですね。

向井地:かなり幅広い分野のお仕事をされていたのですね。あと、副業もされていたと聞きました。

富田:IT系の仕事が楽しくて、本職とは別に、“困っている人のことを助けたい”“自分の技術力の向上のために”ということで、いろんな仕事をやりました。20年以上も前の話になりますが、転職の面接を受けに行ったときに「副業はOKですか?」と質問をすると、「うちは給料が少ないので、どんどん副業をしていいよ」と言ってもらえて。(当時は)「積極的に副業をしてもいい」と言ってくれる会社はまったくなかったので、“時代の先をいっていたんだな”って思いました。

向井地:すごく心の広い会社ですね。“困っている人のことを助けたい”とのことですが、具体的にどんな活動をされているのですか?

富田:よくやっていたことは、チラシやお店のWebサイトを作ったり、個人事業をやっている方からお願いされて、見積もりや請求などを発行するシステムを作ったりしていました。

向井地:すごいですね。富田さんがフリーランスになってよかったと思うことは?

富田:会社員のときと比べて、人とのつながりが多くなりました。1番よかったことは、そのつながりを“大事にしなきゃ”と気づかされたことですね。

◆「誰かにきっかけを与えられるような仕事を」
向井地:富田さんは、PE-BANKが主催する「プロエンジニアフォーラム2019」で、活躍が顕著だったプロエンジニアを表彰する「P-1グランプリ」の大賞を受賞されたそうですね。すごい!

富田:ありがとうございます。

向井地:約3,000名のなかから選ばれたとのことですが、どのような賞ですか?

富田:毎年テーマが決まっているのですが、2019年は「WORK FOR ○○」というお題で、「○○」に当てはまるエピソードを披露するのですが、僕は「WORK FOR きっかけ」というタイトル“自分にとっての働き方・仕事”についてプレゼンしました。実は、子どもの頃はすごく人見知りで、家族としか話せないほどでした。

そんなある日、お父さんと公園で遊んでいるときに、石焼き芋を売っている車を見つけて。どうしても焼き芋が食べたくて、お父さんにお金をもらって、初めて他人に声をかけたんです。そのときの石焼き芋屋さんのおじいさんが、ものすごくやさしくて親切で。“人と会話をするのって、そんなに怖いことじゃないんだな”って気づかせてくれたんです。その日がきっかけとなり、学生時代にはたくさんの友達を作ることができました。

向井地:なるほど。

富田:その石焼き芋屋のおじいさんは、芋を売ることが仕事ですが、僕のなかでは人と話をすることの恐怖を克服するきっかけを与えてくれた人です。だから僕も仕事をするうえで、誰かに何かのきっかけを与えることができるような仕事ができたらいいなと思うし、みなさんも必ずどこかで誰かにきっかけを与えている、ということをプレゼンしました。

向井地:すごい! 私の“アイドル”という職業にも共通する部分がありました。私自身も、自分がアイドルとして歌って踊っていることで、誰かが“アイドルになりたい!”と思ってくれるきっかけになったり、人に幸せを与えられたりできたらうれしいです。

富田:そうですね。絶対に与えていると思います!

向井地:ありがとうございます。また、子どもたちのためにボランティアで「父親協力委員会」というものを立ち上げたそうですが、どんな活動をしているのですか?

富田:例えば、「トイレピカピカ大作戦」といって学校のトイレ掃除をおこなったり、運動会のサポートをしたり、野菜作りを通じて親子の絆を深めたり、食べ物の大切さや作るよろこびを学べるような活動をしています。また、避難所体験をおこなう「学校に泊まろう」というイベントも開催しています。子どもたちと学校に1泊するイベントで、防災の勉強をしたり、寝泊まりをする段ボールハウスを作ったり、夜食や朝食を作ったり……と、いろいろとやっています。

向井地:すごい! 実際に防災に役立ちそうなことばかりですね。

富田:ここでもITの力を存分に発揮できています。受付アプリを作ったり、防災の勉強のために動画を作って公開したり。そんなこともやっています。

向井地:すごい! 受付アプリとか普通はないですもんね。

富田:子どもの心を鷲づかみにしています(笑)。

<番組概要>
番組名:ジュグラーの波~澤と美音のまるっと経済学~
放送日時:毎週木曜 21:30~21:55
パーソナリティ:澤昭人、向井地美音(AKB48)
番組Webサイト:https://park.gsj.mobi/program/show/46993