宮本浩次「純粋に歌いたくて歌っている感じがデモにはある」初のカバーアルバムに“デモ楽曲”が多い理由
アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。11月18日(水)の放送は、ミュージシャンの宮本浩次さんが登場。自身初のカバーアルバム「ROMANCE」の制作秘話を語ってくれました。

(左から)坂本美雨、宮本浩次さん



坂本:11月18日(水)は、宮本浩次さんのカバーアルバム「ROMANCE」の発売日です。おめでとうございます。

宮本:「ROMANCE」ってカバーアルバムなんですけど、子ども時代に聴き馴染んでいる、大好きな、尊敬する方々の曲を集めて歌いました。

坂本:女性アーティストの楽曲を集めて歌われましたけど、とにかく名曲ぞろいですね。

宮本:バンドを組むってなったときに勉強する人たちって、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)は小学校高学年でしたし、RCサクセションは中学くらい。ローリング・ストーンズもそうだけど。

(それよりも前の)子ども時代は、ひとくくりにはできないんだけど、歌謡曲が街にあふれていました。母親も好きでね。当時はベストテン番組の全盛で、毎週日曜日になると布団のなかでラジオを聴きながら“今週の1位は誰だろう?”って。本当に1曲で何時間でも語れちゃうくらいの大好きな歌を、12曲選んで歌いました。

坂本:春の自粛期間中には、1日1曲をカバーして自分のものにしていくことを自身に課していらっしゃった、とお聞きしました。

(中略)

宮本:もともと年齢が1桁~10代前半くらいまでの、ルーツとなった曲を歌って出したいという思いはあったんです。それで、緊急事態宣言があったんですよ。忘れもしない4月18日(土)からのツアーも全部中止になっちゃったんです。だから“何かやることねぇかな”って始めたのがこれで。

1日3曲の日もあれば、2曲歌った日もあるんですけど、最低1曲だけは……って。ある種、幸いにも家に籠って好きな歌をたくさん聴けたので、150曲くらい聴きましたけど、それで歌ってみました。好きなだけじゃなくて、歌ってみて気持ちのいいものを探してカバーしました。30曲くらいはカバーしたかな。

(中略)

宮本:(番組内でOAした)中島みゆきさんの「化粧」も、実は何度も歌い直したんですけど、やっぱり上手になっていっちゃうんですよね。でも、歌のすばらしさに感激しながら“中島みゆきさんの一字一句を聞き逃さないぞ”くらいの勢いで弾いていた最初のインパクトには敵わないみたいで。

結局、6曲くらいはそんな感じになりました。「木綿のハンカチーフ」(太田裕美)も、松田聖子さんの「白いパラソル」もデモですし、岩崎宏美さんの「ロマンス」も、「二人でお酒を」(梓みちよ)もデモです。あと「ジョニィへの伝言」(ペドロ&カプリシャス)もデモだ。

だからたまに息を「フーッ」って吹いちゃったり、音質はあまりよくないものが多いんですけど、デモテープのほうがよくなっちゃって。本当に家に籠って曲と向き合って、発売するつもりも何もなく、純粋に歌いたくて歌っている感じがデモにはあって。生命力というのかな。そこを今回は生かしたいと思ってやりました。

宮本浩次さんのカバーアルバム「ROMANCE」は、現在発売中です。詳しくは特設サイトをご覧ください。

11月25日(水)のゲストは、凛として時雨のTKさんと345さんです。毎回、多彩なゲストとの楽しいトークや素敵な音楽をお届けします。お楽しみに!


<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/dear/