ベルーナ、ファッションEC「神戸レタス」運営会社の株式取得を中止 C channel側が条件整えられず契約解除

ベルーナとC channelは11月24日、C channelが保有するマキシムの全株式をベルーナに譲渡するという契約を解除したと発表した。マキシムのM&Aは中止になったという。ベルーナはC channel側で最終的なクロージング条件を整えることができなかったため、株式譲渡契約の解除に至ったという。

ベルーナとC channelは10月21日、ファッションECサイト「KOBE LETTUCE(神戸レタス)」を運営するマキシムの全株式を譲渡する契約を締結したと発表した。ベルーナがマキシムの全株式をC channelから取得し、完全子会社化する予定だった。株式譲渡契約は10月22日に締結し、11月24日に株式を取得する予定としていた。ただ、この株式の譲渡の実行までにC channelが契約でうたっていた条件を整えることができなかったという。

マキシムは自社ブランドを中心に複数ブランドを保有するアパレル企業であり、自社サイトやECモールで高い販売力を築いている。マキシムは2017年4月にC channelのグループ会社になっていた。2020年3月期の売上高は前期比15.4%増の56億7041万円だった。大手ECモールで数多くの受賞歴を持っているが、近年はインフルエンサー戦略を主軸とした自社サイトへの集客に注力し、業績を拡大している。ベルーナによるマキシムの全株式の取得価格は総額16億5000万円だったという。

C channelは今回の契約解除に伴う、株式譲渡の中止を踏まえた2021年3月期の連結業績予想を発表している。売上高は前期比2.7%増の76億5200万円、営業損失は5億8600万円(前期は13億9000万円の損失)、経常損失は6億9900万円(同15億5100万円の損失)、当期純損失は7億7100万円(同17億9500万円の損失)の見通し。

ベルーナはマキシムの株式取得の中止による業績に与える影響は軽微だと説明している。