元宝塚男役トップスターの明日海りおが、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』(来年1月12日スタート、毎週火曜21:00~)に出演することが24日、明らかになった。宝塚歌劇団退団後、テレビドラマ初出演となる。

明日海りお=カンテレ提供

学校内警察(=スクールポリス)が試験的に導入されたという設定のもと、公立赤嶺中学校にスクールポリスとして配属された嶋田隆平(藤原竜也)が、校内外で起こるさまざまな問題に立ち向かう同ドラマ。明日海は、赤嶺中学校の音楽教師・小川香里を演じる。

困った生徒を見かけるとほっておけない正義感の強い香里は、ある時を境に赤嶺中学校から姿を消す。そのことについては教師や生徒でさえも口外することなく、消息すら謎となっているが、物語が進んでいく上でキーパーソンとなっていく。

明日海は「卒業後、初めてのテレビ出演ということで、心が構えているというか…新しいことを始めるということで大きなチャンスをいただいたと思います!」とコメント。

テレビと舞台の違いは「毎回、撮影に来るたびにまったく違うことを実感しています。これまでの舞台は、大きな空間にリアルタイムで観ていただいているお客さまの前でお芝居してきたんですが、テレビは何台ものカメラに囲まれ、近い距離で同じシーンでも違うカット割りで何度も撮影します。最初は、声量の加減が分からず…これまで舞台ではずっと男役を演じてきましたので、普通に女性の役を演じるということがまだしっくり来ていなくて(笑)。でも、せっかくこういう機会をいただけたので、経験を積んでいけたらとは思います。舞台と撮影現場で感じている違いと、放送される素材でまた違いを感じると思います。そういったことから学ぶこともあると思いますので、まずは今日・明日の撮影に生かし、今後のお仕事にも生かせていければと思います」と意気込んだ。

そして、今回の役について「ちゃんと真実を突き詰めていく、生徒にとって何が一番正しいんだろうと考えてもがきながらも香里先生のポリシーとか生徒の未来とかを考えて行動していく芯の通った姿というもの。問題をうやむやにしてしまわない勇気のある先生だと思うのでそのあたりを出で立ちとかまなざしでいられたらと思います」と話している。