コスメD2CのDINETTE、来期売上10億円へ 2年で10倍成長狙う

まつげ美容液などD2C化粧品のECサイト「PHOEBE BEAUTY UP(フィービービューティーアップ)」を運営するDINETTE(ディネット)は、2022年2月期までに売り上げ10億円を目標としている。2020年2月期の売り上げは約1億円で、2021年2月期に5億円を見込む。ここまで計画どおりに推移しているという。

今後は、「この商品を愛用している自分が好き」というように、自分の肯定感を高めるような商品を求める傾向が加速すると見ている。

新型コロナの感染が始まる前は「モテたい」「きれいな人と思われたい」といった、他者から評価を基準としたキャッチーなワードが響く傾向があったという。

外出自粛などを求められるようになった今春以降は、自分自身の肯定感を向上させるようなキャッチコピーが反響を得るようになった。「お客さまの価値観が『自分軸』に移ったと感じている」(マーケティング担当者)。

転換率の向上により顧客の心理的な変化が読み取れたという。その傾向は現在も継続している。


ECサイトではまつげ美容液などを販売

コロナの影響で店舗向けの販売は打撃を受けたが、3月下旬からECの受注増加が顕著になった。今年2月、商品の口コミや動画などユーザーが生成したコンテンツ(UGC)をウェブにアップし始めた。検索数の伸び、ひいては売り上げ拡大につながったという。

これまで、UGCを見るにはインスタグラムのハッシュタグでブランド名などを検索する必要があった。

現在は、ECサイトの商品ページをクリックするとインスタグラムにリンクする。商品の口コミをすぐに見られるようにした。口コミを生かしたセールスはディネットの強みだ。4月度の売上高は昨年同月比約7.3倍となった。

将来的には単月で1億円以上の売り上げを目指す。現在、20年10月度の売り上げは約4700万円だ。

リピーター育成の施策としては、ステップメールと、LINEを活用したステップラインを配信している。今後は、LINEのオープンチャット導入を検討するなど、「お客さまがオープンに本音を言える場を作っていきたい」(同)と話している。


「PHOEBE BEAUTY UP」
https://phoebebeautyup.com/