ユニラボ、14.4億円を調達 受発注SaaS事業「アイミツCLOUD」立ち上げのための人材採用を強化

BtoB受発注プラットフォーム「アイミツ」を提供するユニラボは11月16日、Spiral Capital、日本郵政キャピタルなどを引受先とした第三者割当増資及び融資により、シリーズBとして14.4億円の資金調達を実施したと発表した。新たに展開する受発注SaaS事業の「アイミツCLOUD」立ち上げのための人材採用を強化する。また同日、サービス開始に先駆け、「アイミツCLOUD」の事前登録も開始した。

2012年に設立のユニラボは、2014年よりBtoB受発注プラットフォーム「アイミツ」を開始。設立から7年間の自己資本による経営を経て、2019年6月にシリーズAとして初の資金調達を実施しており、今回の資金調達により累計資金調達額は21億円となった。「アイミツ」は、サービス開始より利用者数・掲載社数ともに順調に増加し、2020年12月期においても売上高が昨年対比170%と安定的に成長を維持している。



昨今では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、BtoBサービスの新規営業において、営業先の担当者の在宅勤務によりアプローチが難しいなどの課題が浮き彫りとなっているという。こうした状況のなか、見込み顧客獲得のため「アイミツ」への掲載希望が増加している。一方、発注企業側でも、経営の効率化やコスト削減などから「アイミツ」の利用が急増しているとし、月額課金形式での利用を行う受注企業数は約1000社(昨年対比200%以上)に達したという。

「受発注を変革するインフラを創る」をビジョンとして掲げるユニラボでは、こうした社会変化を受発注のイノベーション機会と捉え、企業内に分散した受発注に関わる様々なデータやノウハウを一元管理することで、受発注に関わるオペレーションを限りなく減らし、業務の効率化を図る受発注SaaS事業「アイミツCLOUD」の立ち上げに至ったとしている。今回調達した資金は「アイミツCLOUD」立ち上げのための人材採用強化に充て、エンジニア、ビジネス職を中心に、今後1~2年間で100名程度の正社員を採用する予定としている。


受発注SaaS事業「アイミツCLOUD」

今回の資金調達に伴い、ユニラボの栗山規夫代表取締役CEOは、「創業以来『受発注を変革するインフラを創る』をビジョンとし、アイミツ事業を着実に成長させてくることができました。2019年6月のシリーズAを皮切りに、今般シリーズBの資金調達を終え、投資家から大きな期待を頂くことができました。また、お客様からのニーズはコロナ禍においても、確かな手応えとなっております。弊社が取り組む『受発注改革』は、単に見積もりを取得することに足らず、受発注のビッグデータを蓄積できるような一大プラットフォームを形成することにあります。この度調達した資金を、更なるサービス改善、事業拡大に充て、ビジョンの実現に努めて参ります」とコメントしている。

また投資家も以下のようにコメントを寄せている。

■Spiral Capital パートナー 千葉 貴史氏

ユニラボ社の掲げる「受発注を変革するインフラを創る」というビジョンに強く共感し、この度出資をさせて頂きました。役務サービスの受発注は巨大市場でありながら、事業者選定における情報の非対称性など数多くの課題が残されている市場です。そのような課題に立ち向かう栗山さん、柴田さんの両代表を始めとする経営陣の誠実な人柄やご実績共に素晴らしく、このチームを以てすれば、必ずや受発注業務の変革を実現できるものと確信しております。Spiral Capitalとしても全力でサポートしていく所存です。


■日本郵政キャピタル 代表取締役社長 小塚 健一氏

今回、ユニラボ社へ出資できたことを大変嬉しく思っています。我々が最も評価した点は、栗山社長を始めとした経営陣の誠実かつ丁寧な仕事ぶりです。ユニラボ社が大切にする「まっすぐ」という価値観に共感するとともに、受発注を変革するインフラを創るという挑戦を応援して参ります。


■モバイル・インターネットキャピタル パートナー 山中 陽介氏

ユニラボ社は「受発注変革のインフラを創る」という、大きな挑戦をしており、この挑戦は、日本社会全体の生産性の質向上に大きく貢献すると期待しております。まっすぐな経営陣とチームは、ビジョン達成に向けて、日々真摯に取り組んでおり、私たちもユニラボ社の事業成長を支援していきたいと思います。


■SBIインベストメント 投資部部長 田中 正人氏

「アイミツ」は企業間の受発注の効率化に大きく寄与するサービスで、毎月、利用企業数を拡大しています。社会全体でデジタル化の推進が進む中で、今後はより一層の成長が期待されています。将来は、企業間の受発注にとって必要不可欠な業務基盤となるポテンシャルがあると考えております。今回の出資を機に、当社が揚げている「受発注変革のインフラを創る」というビジョンが実現する様に全力で支援させて頂く所存です。


■HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合(運営会社:博報堂DYベンチャーズ)代表取締役社長 徳久 昭彦氏

「アイミツ」は、検索では見つからない全国の発注先企業から、専用コンシェルジュのアドバイスを受けつつ、強み・価格・実績などを比較検討した上で、適切な受注者を選定することができます。栗山社長をはじめとするチームで長年築き上げてきた「テクノロジーとヒトのハイブリッドモデル」が、企業間受発注における質の高いサービス実現のポイントです。企業間取引を変革する新しいインフラを目指し、共にチャレンジしたいと思います。


■UB Ventures ベンチャー・パートナー 麻生 要一氏

総額300兆円にものぼると言われるBtoB受発注マーケット。しかしその発注先選びには、いまだ大きな不が存在します。テクノロジーとコンシェルジュのハイブリッドモデルでその不を解消し、よりスマートで納得度の高い受発注マッチングができる世界を目指すアイミツ。ユニラボ社が展開していくこれからの取り組みは、日本の企業間取引のあり方をアップデートし、産業競争力を強化するための大切なプラットフォームとなっていくと確信し、その成長を支援していきたいと考えています。


【シリーズB 投資家】
Spiral Capital株式会社(リード投資家)
日本郵政キャピタル株式会社(リード投資家)
モバイル・インターネットキャピタル株式会社
SBIインベストメント株式会社
株式会社博報堂DYベンチャーズ
日本ベンチャーキャピタル株式会社
株式会社UB Ventures
三菱UFJキャピタル株式会社
池森ベンチャーサポート合同会社