ヤフーが運営するデジタルチケット販売サービス「PassMarket(パスマーケット)」は、政府による「Go To イベントキャンペーン」におけるチケット販売事業の受託事業者に決定し、対象となるチケットの販売を11月13日17時から開始する。

「PassMarket」では、レジャー施設や音楽ライブ、スポーツのイベントなどさまざまなチケットが対象。なお、富士急ハイランドは、3種のアトラクションの絶叫優先券とフリーパスがセットになった「トリプルスマートフリーパス」チケットを「PassMarket」限定の特別価格で販売する。

  • Go To イベント

    Go To イベントキャンペーン

政府によるGo To イベントキャンペーンは、チケットの割引・クーポンの付与により、新型コロナウイルス感染症の拡大により甚大な影響を受けている文化芸術やスポーツに関するイベントの需要喚起を目的としたもの。また、キャンペーンを通じて、イベント主催者に感染拡大防止を施した新たなイベント手法に取り組んでもらうなど「新しい生活様式」に対応したイベント運営の推進と定着を促す。2020年10月29日から2021年1月31日までに実施されるイベントを対象として開催される。

イベント主催者は「PassMarket」の法人向けプランである「プロフェッショナルプラン」のチケット販売の仕組みを利用することで、イベント規模の大小を問わず、初期費用と月額の固定費は一切かからずに、キャンペーンの対象となるチケットを販売できる。

「PassMarket」の「プロフェッショナルプラン」を利用しているイベント主催者は、Go Toイベント事務局への登録申請を済ませたあとに「PassMarket」のイベント主催者向けの申請画面からキャンペーン適用申請をすると、キャンペーンの対象となるチケットを販売できる。

ユーザーは最大20%割引された価格でチケットを購入できる。割引の上限金額は1枚あたり2,000円、購入1回あたりの上限は5枚まで。

なお、「PassMarket」では、感染拡大を防止するために、チケットを購入したユーザーの氏名、連絡先を取得することで、政府や自治体によるイベント開催中止要請が出された場合や当該イベントで感染者が判明した場合に、イベント主催者がメールで速やかにユーザーへ一斉送信するような仕組みを整える。さらに、ガイドラインが順守され、感染拡大防止対策がなされているイベントを取り扱うように審査するという。

そのほか、「PassMarket」では、2020年7月8日からテーマパークや美術館、動物園、水族館などのレジャー施設事業者向けに、通常5%(税別)のプロフェッショナルプランの販売手数料を3%(税別)に割引するキャンペーンを実施している。