NECは11月11日、三井住友銀行の次世代勘定系システムの構築ベンダに選定されたと発表した。

NECは、急速に進むデジタル化など経営環境の変化への対応や、業界横断的な協業・連携の加速、データドリブンイノベーションの推進など、三井住友銀行のDXを実現する次世代のプラットフォームを構築するとしている。

具体的には、主に、勘定系システム本体、勘定系API基盤、先進技術を活用したオープン系プラットフォーム、統合開発基盤を構築する。システム本体に関しては、NECのメインフレーム「ACOSシリーズ」の次世代モデルを採用しており、処理性能を高め、安定性・効率性・堅牢性を追求するとともに、外部との連携や迅速な新サービス開発などを可能にするとのこと。

NECは、安定性の高いメインフレームと、将来の変化に柔軟に対応可能なオープン系システムの双方を活用したハイブリッドなアーキテクチャにより、モダナイゼーションを通した三井住友銀行のDXを実現することを目指す。

なお、次世代システムの構築は2021年度より順次実施し、2025年度に移行を完了する予定だ。